見出し画像

無邪気さってなんだろう。 交流Part1


7月20日土曜日の13時。僕たちはある小学校を訪れた。
そこは市内から少し離れた郊外にある地域の学校だ。
その地域では毎年夏休みにサマーキャンプという名で1泊2日のイベントを行なっているそう。
今年で29回目になるそのイベントは、高校生のスタッフの方とのつながりもあり、初の試みで僕たちの団体、そしてモザンビークの方との交流を取り入れることになった。

そのキャンプで僕たちが参加するのは1日目の午後のみ。でも振り返ってみると本当に楽しくてあっという間で、成長を感じられた8時間だった。

前回の記事でも書いた通り、僕たちのNGOで招いた方は、モザンビークの元パラリンピック選手で、小学校で体育の先生をされている方だ。だから当日は小学生と元気に交流をしていた。

まずはじめに行ったのはいくつかのスポーツレクリエーション。
ひっくり返しゲームやしっぽ取りなど、小学生と一緒になって楽しむ。この前まで僕たちも小学生だったのに、全力で楽しく遊ぶ小学生が可愛く見えてきた。自分の中で気づいていないだけで、「僕たちはいつの間にか成長していた」ということに気がついた。
僕が小学生のころ、中学生の人に会うと、「かっこいいな」って思うくらいでそこまで小学生と中学生の違いには気づけなかった。
でも中学生になるとやっぱり違う。僕たちは気づかぬうちに見る目線が変わっていた。これが高校生、大学生と大人に近づくにつれ、見方が違ってくるのだろう。

次に夕食。小学生たちはカレーを作る。
僕たちは待機をしていた。
そしてカレーが完成した。モザンビークの方が座る時、小学生は全力でアピールをした。みんな、自分たちの班に座ってほしいらしい。そんな小学生の様子を見て昔が懐かしくなった気がした。そして一緒にカレーを食べていると、たくさんの小学生から話しかけてもらえて、1日だけ人気者になった気分になった。

みんなでカレーを食べる様子

そしてその後はみんなで花火と肝試しなどをした。そして、楽しく遊ぶ小学生から元気をもらえた。
というのも、花火をする順番を決めるために小学生が全力でじゃんけんをしていた。
全力でやるからこそ楽しめるんだと、僕たちに気づかせてくれた。悔しかったら全力で悔しがるし、嬉しかったら全力で喜ぶ。そんな姿に僕たちも考えさせられることがあった。

花火をする人



そして今回出会った小学生はモザンビークの方にとても積極的に話しかけたり、遠慮なく飛び乗っていたりした。そんな小学生の姿に、僕たちは驚かされた。僕なら遠慮してしまってできないからだ。でもそれが当たり前になる世界になってほしいと思うと同時に、僕も積極的に物事を進められる人間になりたいと思う。
その小学生には無邪気な心があった。だからこそ楽しいんだと証明してくれた。
だから、すべての小学生がもっと無邪気に楽しく遊んでほしいと思った。
この子たちと出会った時のパワーは本当にすごいものだった。
このパワーを持っている小学生だからこそ全力で遊べるし、全力で楽しいんだと感じた。

でも大人に近づくにつれて、いつの間にかその無邪気さって飛んでいってしまう。
でも大人たちにも無邪気さって大切だと思う。
だから、大人になってもその無邪気さを忘れずにいてほしい。
そうすることでこれまで以上に楽しくて、そして世界中がより良い関係、社会になっていくと考える。

また、その地域の大人たちは「地域で子どもを育てる」というような気持ちがあることが伝わってきた。子どもたちも全力だし、大人たちも全力で地域づくりをしている気がした。そのような環境づくりが大切なんだと感じた。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
もしよろしければ、「スキ」「フォロー」お願いします!
次回のnoteもお楽しみに!!


次回!
「不満の存在」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?