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誰もが一度は買ったことがある宝くじは、販売する胴元だけが儲かる仕組みの悲しい貧乏くじ

毎年、夏と年末に巨額の当選金を餌に、宝くじの大抽選が行われる宝くじ。

ジャンボ系・スクラッチ系など、さまざなな種類の宝くじがありますが、ここ数年の宝くじの1等当選賞金は、数億円です。

2018年頃から、1等の当選金額は7億円となり、前後賞を合わせた金額は10億円にもなります。

そして宝くじですから、この巨額の当選金を確実に受け取っている人が年間で数人は生まれているというのですから、誰もが夢を見て購入することも頷けます。

しかしですよ、宝くじの還元率というものを皆さんは気にしたことがありますか?

実は宝くじの還元率というのは、ギャンブル(パチンコ・スロット・競馬・競輪・競艇など)の中でも最低レベルと言われており、約47%というとても低い数値なのです。

これを冷静に考えると、例えば3000円で夢の宝くじを購入したとします。

この時、先ほどの47%の還元率を差し引いた時、宝くじを売っている胴元には、1590円が利益として持っていかれます。

引用元:宝くじの還元率

宝くじの胴元=国ですから、半分以上のお金を国に奪われ、残りの1410円が宝くじを購入した人達に再分配される仕組みで、この事実を事前に理解していれば、投資に対するリターンを期待できるレベルが低い為、人生の運試しとしても、投資すべき対象ではないと思います。

ただ宝くじは、この仕組みを上手く隠している為、多くの人が目先の餌(数億円が当たるかもという夢)につられています。

もしも宝くじを購入する時に、事前に53%は手数料として国がもらいますけど、ちゃんと当選者には47%の範囲内で、還元しますからね~。とか告知していたら誰も買わないでしょうし、宝くじを大量購入なんてしないはずです。

それをメディアを通して、うまーく隠して夢をアピールし、あるはずの投資リスクが目に入りにくいようして宝くじを売っているのです。ちょっと宝くじってあくどい商売って気持ちになりませんか?

宝くじで1等が入っている確率は2000万分の1という事実

宝くじ以外のギャンブル、競馬や競輪・競艇なども投資対象としてはNGなのですが、ものすごく思考を譲歩して考えると、一応自分で考え予想をする点が娯楽という側面があるので、宝くじよりはまだマシかなと思います。

それに比べると宝くじというのは、購入した後は、ただ待つだけという何ともじっれったく、娯楽性の低い商品でしょうか。おまけに、他のギャンブルよりも再分配の割合も低く、CMで煽るようなボーナス時期の貴重なお金を搾取し、当選確率が高いなど噂される売り場にわざわざ買いに行き、並ばされるという苦痛を受けて、購入する。

宝くじにそこまでの価値が、本当にあるかというと、2000万枚に1枚の確率でしか当たらないのですから、普通に考えればないと言えます。

参考文献:宝くじが当たる人には法則がある?

宝くじに夢をかけてお金を借りる人の中には、親にお金を借りてまで宝くじを買う人もいると聞きます。

私の知っている事例では、宝くじを買う為に生活費の援助として、親からお金を借りている人がいました。

近年、親などの親族からお金を借りる人が多いという調査結果も出ているようで、それに比例して宝くじを購入する比率も増えている気がします。

引用元:親にお金を借りる方法と理由を100名に調査!トラブルなく借りられる言い方も紹介

データにどこまでの因果関係があるかは不明ですが、そういった事情を使ってでも宝くじを買う人が増えてしまうことに、私は強い疑問と恐怖を覚えています。

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