情報リテラシー論 レポート4
今回の授業はソーシャルメディアについて。毎日使うソーシャルメディアですが、どのようにしてここまで普及し生活に浸透したのか。SNSと世の中の出来事を中心にレポートを進めていきます。よろしくお願いします!
主なソーシャルメディア89
皆さんも使っているサービスがあるのではないでしょうか?これらのサービスは2004年以前はほとんどん存在していませんでした。
ネットの公的利用
2001年、小泉純一郎首相が一国の首相として初めてメールマガジンを始めます。ネット普及率が4割程度の中、購読者は225万人にも達しました。これは世界一読まれたメールマガジンとも言われています。人気の首相だったことがうかがえます。
2009年、バラク・オバマ元大統領(米)がTwitterで選挙活動を開始。2010年鳩山由紀夫元総理大臣が総理大臣として初めてTwitterを開始します。このようにネットはソーシャル(社会的)に利用されはじめ、マスメディアと対比するソーシャルネットワークサービス(SNS)と呼ばれるようになります
ブログとソーシャルメディア
ブログとは、Webページに記録(Log)する。「WebをLogする」Web+Log=Weblog→略してblogと呼ばれるようになります。
ブログとSNSには大きな違いがあります。
タイトルは本文の内容を簡潔に表す必要があり、ハードルが高いところが難点です。ブログ、日記、メールはどこかめんどくさいなと感じてしまうのはこのせいだったのですね。
使いやすく、誰でも相互的にコミュニケーションできるSNSは瞬く間に拡散し、マスメディアに代わる影響力を持ち始めます。一方で、ブログのアクティブ数は増加を止め、横ばいになりました。
激動の2011年
2011年といえば東日本大地震とアラブの春(ブラジル独裁政権の崩壊)です。実はこの大ニュースにはSNSが大きく関わっています。
Facebook 交流してデモのイベントを決める (5人以上の集会は禁止されていました) USTREAM デモを生配信 (デモに参加できない人も見られる) YouTube デモの録画を公開 (リアルタイムで見られなかった人のため) Twitter 情報を伝播 (知り合い以外の多くの人へ)
ポイントはFacebookの本人確認が必要な点とTwitterの匿名性です。
実名利用のFacebookでは、コミュニティに敵が侵入することはできません。このおかげで信頼できる仲間が集まれました。一方で、活動を拡散するときに実名で広めてしまっては自分が反独裁勢力だと自首するようなものです。ここで役立つのがTwitterの匿名性。中の人が誰かわからないまま拡散できました。
それぞれのSNSの特徴をうまく組み合わせてつかんだ自由だったのですね。
歴史に残る国の大事件にSNSが関わるところに、今の現実で本当に起こった事なのだと実感させられました。
東日本大地震
家族や知り合いの生存確認、情報を得るために国内では電話やメールの他にTwitterの使用が急増しました。この時、電話とメールの回線が不安定な中、Twitterのサーバーがダウンすることはありませんでした。その理由は電話とメールは国内サービス、Twitterは世界のサービスだからです。Twitterのサーバーは日本国内で平常時の数倍のアクセス数になりましたが、世界的に見ればそれはわずかな誤差の範囲内でした。この一件で明らかになったのがグローバル企業の重要性です。震災の3ヶ月後に国内でのインフラサービスが必要だとして、LINEが誕生します。
娯楽や現実とは別の世界のように感じていたSNSですが、私たちの世界と密着しリアルと混在するように成り立っていたのだとわかりました。画面の向こう側をもっと考えて自分もそう見られているのだと理解して使用したいですね。
それではまた、次回のレポートで。
教授は横田秀珠先生
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