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人間は分業と交換によって繁栄した。

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令和6年5月10日 くま日誌 486号
本ブログは、熊倉 大輔のブログです。
ひとり起業家へ毎日の気づきを発信しています。
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マッドリドレーの「繁栄」という本があるのですが、
そこには、「人間は分業と交換によって繁栄した」
という主張が書かれています。

非常に面白い本なのでオススメです。


この本の冒頭の書き出しに
一つの絵が差し込まれています。

左に石器時代に使用されていた「手斧」、
右に現代で使用されている「マウス」。

両者を比較しています。

手の中で扱う道具という意味では同じような
デザインをした道具なのですが、
その複雑さには雲泥の差がありますよね。


こうした環境の変化というか、
社会的な進化がなぜ起こったのか?

他の動物よりも脳が大きかったからだろうか?
火を使えたからだろうか?
二足歩行できるからだろうか?

本書の主張は、このような進化は
「分業と交換」によって
もたらされたというものです。


そして人類が分業と交換によって生み出したもの・・
それは「時間」です。

私たちは、そうやって生み出された時間を
さらに自身の好きなことに自由に投資できるようになり、
それが個でもそうですが人類全体としての
繁栄につながったとのことです。

手斧は一人の人間で造りましたが、
マウスの製造には何百万もの人間が関わっています。


この話からも明らかなように
私たちは自分の強みに特化し、
それ以外のことはすべて他者に任せることで
個だけでなく人類が繁栄してきたということですよね。

私の知っている人でも
繁栄している人は
この考え方を徹底している人ですね。


その友人は
餅は餅屋といいますが
専門家にすべて任せてしまう

だけでなく、

自分でできるちょっとした作業なども
それが自分の価値提供の源泉でなければ、
外注をしています。


このような体制に入ることができれば
勝ちパターンですよね。

そうして創造した時間を
さらに価値の高い場所へ
投下できるようになるわけですから。


もちろんすぐにこうした独走態勢に入ることは
難しいかもしれません。

しかし、そういう意識をもって
日々の活動をしていくことが
大事なことだと思うんですよね。

大きなパラダイムシフトとしては、

「外注するとお金が減る」
ではなく
「外注するとお金が増える」

ですね。


こうした考え方をベースとして
チームが生まれ、組織が生まれていく
という流れなのかもしれませんね。


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