車が走り去ったあと
響いてきたのはジェット音。

見上げれば飛行機の姿はなく、
竹林の上空に
大きな大きな
白い入道雲。


ところどころ厚みをもって
幾層もの入道雲が
光を浴びて

白く輝き
鈍い銀色を放つもの、
マットな灰色を帯びるもの。

同じようでも今だけの表情。

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