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9月1日にたじろぐキミへ、っていうかボクへ

今日は人生で2回目である。
「明日から来なくて良い」を言われ、本当に職と籍がなくなるのは。

1回目の京都のコンビニバイトは18歳だったな。
「明日から来なくて良いんですよ。○○くんはねえ、顔が良いから!大丈夫また見つかるってバイト先」

フランチャイズ経営のオーナー様であるおばばにそう言われた。

幼少期から見てくれを賛美され、とっくにそういうのもう飽きていたころだった。
でも
「ツラがいいから君にファミマの制服は似合わないよ」(意訳)と持ち上げられるのは新鮮だった。

痛烈だった。


給料手払いの店。ウキウキで人生初めての給料を取りに行き、初月分8256円が入った茶封筒をぞんざいにもらう。変に笑うオババの席の脇に貼られたシフト表の、自分のひと月・一行がまるまる赤ペンで赤道を引いていた。

そんなに自分はバイトできてなかったのか
仕事できへんのか

どうしても震える手で原付のハンドルを握りながら帰路につき、自分の不出来さを知った18歳の5月。


28歳の8月月末。あの日以来の「明日から来なくていい」だ。
書けないことが増えたのか、チキってるだけか。
一週間前に働き始めたところなんだけど。

どうしても顔色が良いから、夏休ませたいらしい。
もう二度と拝まないようにと。


いい人生だ。楽しい。セミみたいにはしゃごう。

ちなみに夏休みの宿題完遂したのは小5が最後だった。
あとは6、7年意地でもやらなかった。
大学なんかまるまる辞めてる。

・・・・

こんな大人になるくらいなら、ちょっと足掻いても良いんだぜ!!!!!

あと人生における顔の良しなんてこんな使い方でいいからな。
おばばが教えてくれた。

お仕事お待ちしております(何もできません)

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死ぬまでに本気で一回書いとかねば!!って電気とネットが止まった部屋で思ってから、やっと書き始めるボクのここまでと、そこらへん。エッセイ集。…

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