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【シティS3準優勝】横綱ロスト【ギラティナ入りロストバレット】

平素より大変お世話になっております。
主に秋葉原のチェルモでポケカをやっている、ゆんと申します。
2024年3月4日チェルモ秋葉原店様にて開催されましたシティリーグS3にて、準優勝することが出来ましたので、嬉しくなってnoteを書き始めました。
最後までお付き合い頂けますと幸いでございます。


デッキレシピ

ギラティナ抜きギラティナ入りロストバレット

当日のマッチアップ

デッキのコンセプト

はなえらび!アクロマ!ミラージュゲート!
ギラティナ「今シーズンもよろしくお願いします。」

現環境におけるギラティナの立ち位置

良いか悪いかで言うと、良くはないです。
レギュ変更により雪道やあなぬけのヒモが無くなり、1ターンの誤魔化しが効かなくなったぶん、要求がシビアになった印象です。
ギラティナを簡単に倒してくるポケモンや、ジラーチ、さらにはハバタクカミ、ミストエネの登場で益々立ち位置は悪くなる一方です。
ただ、ギラティナ自体に弱点は無く、非エク軽量アタッカーに、ベンチ狙撃、高打点も出せて強制気絶まで備える、強力かつバランスの良い、基盤のしっかりしたデッキであることには間違いありません。各対面の優劣を45%〜55%の間で行ったり来たりしているデッキと捉えています。
有利不利はあれど、他のデッキと比べて振れ幅が少なく、体幹がしっかりしたデッキと言えます。
なので、立ち位置の良し悪しというよりは、環境の食物連鎖からは一歩身を引いた存在と定義しています。

そもそもギラティナデッキの本来の強さは、柔軟なゲームメイク力にあると思っています。
たくさんのプランがあり、それを通せば勝てるということです。
アーキタイプの有利不利や弱点は基本的に無く、対面のデッキに対していくつのプランがあり、それをどれだけ通せるか、通しやすいかが、有利不利の判断基準とも言えます。

今ギラティナで勝てている人は、恐らく経験値が違います。環境の理解度、各対面の解像度、過去の経験から、常識から外れたプランを柔軟に組み立てられる人が勝てていると思います。
(と書くと自画自賛のように聞こえるかもしれませんが、それが出来ていないから優勝出来なかったのだと思って反省しています)

横綱ロスト…もといギラティナ抜きギラティナ入りロストバレットとは?

ギラティナ最強!雪道ツツジキャッチャー!
→レギュ変
→勝てなくなった、ギラティナ解雇
→え、アビスシーク無いと事故ったら負け!?
→ええ、ハバタクカミ!?何もできん
→やっぱお前がいないとダメだわ…
→ただいま!みんなで頑張ろう!(イマココ)

レギュレーションの変更により雪道が無くなった影響で、パオジアンなどの雪道の差で勝っていたデッキ相手に勝てなくなりました。
特にルギアとパオジアンは天敵で、普通にギラティナで戦うと勝てません。
そこで、ギラティナを簡単に倒してくる相手にはロストバレット的に戦うため、カビゴンとテツノカイナを採用しました。

今の環境、高打点を出してくるデッキはHPが低く、中打点を出してくるデッキはHPが高い傾向にあります。
前者には非エクアタッカーで攻め、後者にはギラティナを使ってこちらはワンパンしつつ攻撃を耐えうる構築にしてみました。
対面や状況によっては途中から切り替えることもあります。
そんな、ロスギラとロスバレのいいとこ取り欲張りセットこそ、ギラティナ抜きギラティナ入りロストバレットなのです。
その過程でカビゴンとテツノカイナが入ったので、横綱ロストと名付けました。全然ダサくないから。

採用カード

いつも通り特筆だけです。

ギラティナV / VSTAR  2-3

ギラティナ初期の、まだ雪道が採用されていなかった頃の古き良き懐かしさある配分です。
ギラティナで攻撃することが強い対面が減ったので、ギラティナを並べる必要が無くなったのでVを2枚、しかしアルセウス系統などギラティナが使えた方が強い対面にもしっかり使っていきたいので、VSTARを3枚の配分です。VSTARが2枚だと、進化したい時に進化できません。
ロスバレプランを取る時は、序盤のアビスシークだったり封印石要員、はなえらびでロストに送る用のカードになります。
これはトドロクツキではなくギラティナである最大のメリットとも言えます。

カビゴン(どっすんグースカ)

これもギラティナ初期には当たり前のように採用されていました。
現環境、またVSTARが復権してきたこともあり、おとぼけスピット110+どっすんグースカ180の価値が高くなってきました。
また、ネオラントやイキリンコの登場回数も増えたため、非エクでありながら180出せるのは非常に強いです。
古代のポケモンに対しても、微妙に届かないHPラインを越えることができます。
さらに追い風となっているのはACE SPECのマキシマムベルトです。このカードにより、パオジアン、テツノカイナ、トドロクツキなどHP230までのexポケモンを倒すことができます。
サブプランとして、スピット110+グースカ180+ベルト50で、2進化exを2パンすることもできます。
HPも150あるのでごっつあんプリファイで返されず、絶妙に倒し辛いポケモンです。
特にパオジアン戦は、後攻だった場合はサイドを先行された返しにカウンターキャッチャーでセグレイブを取るところからスタートすると思いますが、普通のギラティナだとギラティナを使うしかありません。カビゴンでセグレイブを取ることで比較的安全に対処できる上、止まらなくてもカビゴンを倒すにはパオジアンを使うしかなく、返しにギラティナで取れたり、ベルトカビゴンでパオジアンを倒すこともできます。

テツノカイナex

基本的には対ロスバレ、ルギア、古代バレット、キバLOメタです。
ロスバレとルギアはテツノカイナを返す手段が少ないので強く使え、古代バレットとキバLOは試合が長引くほど不利になるので短期決戦にするために採用しています。
ただ、最初から使うことをプランに入れておかないと使い辛い点は注意です。

なかよしポフィン3

先攻型にするなら2か3
後攻型にするならこの枠をポケギアにしましょう。
3の理由は、先攻を取った時にロストを3枚貯められると、次のターンにしゅりけんやロストインパクトが使いやすくなる(強い動きがしやすい)からです。このデッキにおいてポフィンはキュワワーしか持ってこれず4枚目は邪魔なので、入れるならヒスイのヘビーボールを入れそうです。

すごいつりざお3

普通のギラティナなら2ですが、ロスバレに寄せて3枚採用です。
雪道ツツジで1ターン貰う展開が出来ない今、毎ターン確実に要求を通すために積極的にかくしふだでデッキを回したい、というところで多めの採用です。

マキシマムベルト、封印石、タウンデパート

マキシマムベルトは前述通り、カビゴンに貼ってたねexを取る用と、ギラティナに貼って2進化exを取る用です。
ロストデッキにおいて、2枚採用というのは大きな意味があって、アクロマやはなえらびで引きやすいことと、1枚ロストしても問題ないことです。
なのでタウンデパートは、各2枚ずつ採用したときとほぼ同じ価値があります。
ベルトギラティナやベルトカビゴンを通しやすくする意味合いと、初動の安定性を封印石で上げることもできます。
封印石に触りやすくすることで、ロストスイーパーに触りやすくなり、先2後1しゅりけんやロストインパクトの確率も上がります。
前述通り、真面目にギラティナで戦うことを諦めてロスバレで戦いがちで、その場合VSTARパワーが余るので、使う頻度は高いです。

ツツジ1  ナンジャモ1

最後の最後まで配分を悩んだ末、1枚ずつになりました。
ここがナンジャモだったおかけで予選を突破できたし、ここがツツジ2枚目だったら、ひょっとすると優勝できていたかもしれません。結果論でしかないですが。
初動事故は割り切りでツツジ2枚目にするか、暗号マニアの解読かペパーでも良いかもしれません。ネジキを採用しても面白いかもしれませんね。
未だ結論が出ていない枠になっています。

基本的なプレイング

まず、大前提の基本的な動きはロストバレットの動きをします。
相手によってはロストギラティナとして動きます。
また、悪リザ対面は途中までギラティナで動き、途中からロスバレに切り替えることもありますし、初手でギラティナが置けなかったら途中までロスバレでサイドを動かして、途中からギラティナを置いてツツジからギラティナの動きに切り替えることもあります。
そのときの盤面や状況によって柔軟に動かす必要があるので、頭の中に常に2つ以上のプランを考えておく必要があります。
また、相手の前のターンの動き方も重要で、常に相手の手札が透けて見えるくらい動きを観察しましょう。
これをしてくると強いけど、そうしなかったから相手の手札は弱そう、とか、次のターンこれをしてくるはずだから備えようとか。

いろいろと書きましたが、結局一番重要なのは最後まで諦めない心の強さです。
最後まで勝ち筋を追い切れた人が勝てるゲームです。

細かいプレイング

ロスト系のnoteあるあるですが、プランが無数にありすぎて、noteに書ききれないのが正直なところです。なので、ここでは少し抽象的な話をします。

まず、プランを考える上で必要な軸が2つあります。
1つはサイドレース
2つはダメージ効率
です。

サイドレース

当たり前の話ですが、非エクを倒すのにVやexを使うとサイドレースに勝てませんし、逆に非エクでVやexが取れると勝ちやすいです。しかし、カウンターキャッチャーやツツジがあるので、一概にそうとは言えないのが現代ポケカです。わざとサイドを取らせて、ツツジ+カウンターキャッチャーで手札を細くして自由を奪ってから捲ることもあります。
こちらも相手のキャッチャーやナンジャモ、ツツジケアでわざとサイドを取らずに中途半端なダメージを与えておき、あとで一気に回収するプランもあります。
重要なのは、相手がどんなデッキなのか特性を掴んでおくことと、サイドレースに負けない盤面を作ることです。
いつサイドを取るのか、いつサイドを取られるか。
これにより、ギラティナを置くタイミングや、キュワワーの数が変わります。
例えサイドレースに負けるとしても、目の前の大物を倒してサイドを取るのではなく、システムから潰すパターンもあれば、状況によっては前のめりにサイドを取って逃げ切るパターンもあります。
どういうときにどのポケモンを取ればいいかですが、相手にとって一番不快なプランをとってください。
例えば悪リザのピジョットだったり、パオジアンのセグレイブだったりを取る、無理して立ててきたアタッカーを倒す、連続でワザを打てないアタッカーを無視してしゅりけんやロストマインでベンチポケモンを倒すなどです。
もう一つ細かいプレイングとしては、驚異を2つ以上同時に並べることです。
例えばテツノカイナとギラティナを同時に出す、ヤミラミとテツノカイナを同時に出すなどです。
どちらを取っても相手にとって嫌な選択を迫ったり、起動する気は無いけど準備するフリをしてエサとして出し、ボスの指令を誘発して手札干渉を防ぐなどです。

ダメージ効率

過去のnoteでも書きましたが、基本的にサイド1枚あたり120ダメージを目安に計算します。
つまりサイドを6枚取り切るには約720ダメージが必要で、これをいかに効率よく相手のポケモンに乗せるかが鍵です。
難しく書きましたが、相手のHPに近いダメージを与えて倒せば高効率ということになります。
最少の攻撃回数で、最小のダメージで、最大の効果を得るプランが理想です。
このデッキで言えば、
ウッウの110(160)
かがやくゲッコウガの90(140),90
カビゴンの180(230)
テツノカイナの120(170)
ギラティナVの160(210)
ギラティナVSTARの280(330)
※かっこ内はマキシマムベルト込み
に加え、ヤミラミの12個のダメカンをどこにどう割り振るか、その組み合わせの最適解を考えながらプレイします。

またもう一つの計算として、ゲート1枚あたりサイド2枚を目安に考えます。
ゲートを使うなら、その攻撃がサイド2枚分に繋がらなければ、ダメージ量が足らずに負けてしまいます。
特に注意が必要なのはテツノカイナの扱いです。
前のターンに手貼りして準備していない限り、ゲートを2枚消費することになりますので、カイナでサイドを4枚取れないなら使わない方が良いかもしれないということになります。

さらに細かいプレイングの話

はなえらびの心得

ロスト軸の難易度を引き上げている要因ははなえらびにあります。
この取捨選択によって勝ち負けが大きく左右します。
特にこのデッキは、ロスギラとロスバレの大きなプランの分岐がある分、少しだけ難しくなっています。

  • このターン動くために必要なカードを選ぶ

  • この試合に勝つために必須のカードを選ぶ

  • 今後のプランと残りのリソースのうち、余裕の無い方を選ぶ

基本はこの3つで、上から順番に優先付けしています。はなえらびをするうえで大事なことは、このターンの最終目標をどこに設定するかです。
考えていたプランが通せずに待ちのターンになるのと、待ちのターンと決めてはなえらびするでは意味も選ぶカードも違ってきます。
今手札にあるカード+何枚のカードが必要で、このターン何枚のカードを引くことができて、必要札を引ける確率をざっくり考えてから、はなえらびしましょう。

意外にも、この試合に勝つためのカードの優先度が低いですが、これはこのカードを選んだところで、このターン勝ててないと意味が無いからです。まずそもそも、ある特定のデッキに対してプランが1つしか無い状態にならないよう、構築段階で練ってください。

先攻後攻どっちを取るべきか

昔からずっと論争になりがちですが、これは環境にいる相手とデッキ構築によって変わります。
今は先攻を取れた方が、先2から強い動きをして制圧しやすいので、先攻を取った方が良いです。

アビスシークを制する

ロスバレと違うギラティナの特長は、アビスシークが使えることです。
以前のnoteでも書きましたが、どの対面でアビスシークを使うか、使えるか、を考えるのではなく、アビスシークによって得られるメリットと、返しにギラティナが取られてサイドを2枚取られうるデメリットの、双方のリスクを考えて使うべきです。
サイド2枚取られるのが嫌だからアビスシークは使わない、ではなく、このターンロストを2枚貯めておかないと間に合わない、ゲームにならないから使うとか、手札が悪すぎてしばらく何も出来ないから使うなど、意味や目的が明確な場合に使いましょう。

キュワワーを置く数

結構何となく置く人も多いと思いますが、対面や状況により置いて良い数が違います。
基本的な数は以下の通りです。
先攻なら3匹
→先2でロストインパクトやしゅりけんを打ちたい
後攻なら1、2匹
→アクロマが使えるのでそんなに並べなくても良い

ここから、対面によって数を変えます。
げっこうしゅりけんなどの2匹以上ダメージを与えてくる対面は1匹に絞る、手札干渉が多い対面は常に2〜3匹並べておくなど。

さらにここから、状況に応じて置く数を調整します。例えば、しゅりけんを打ってくる対面でも、ギラティナを倒されるよりキュワワーを2枚取りしてくれたほうが良い場合は3匹並べたり、サイド1枚取られている状況でしゅりけんを誘って、ツツジから制圧しかけるなど。
初動の話で言えば、アクロマを持っていない場合はサイドを2枚取られてでもロストを貯めることを優先して並べたりします。

アクティブとパッシブ

簡単に言うと、ガンガン攻めていくのがアクティブで、相手の出方を伺いつつ対応していくのがパッシブです。
ギラティナは両方の動き方を理解する必要があります。
というか、一番重要かもしれません。

まず、アクティブな動きをするパターンは、相手の盤面が弱い時です。とにかく盤面で制圧して、相手のアタッカーを継続的に倒せる状態を作り続けます。
先攻を取った場合、先2しゅりけんやロストインパクトで重要なエンジンを潰して、そのまま勝ちきる場合が多いです。

逆にパッシブな動きは、相手の盤面が強い時です。勘違いしてはならないのは、決してこちらの盤面が弱い時ではないということです。
場を必要最低限に絞ることでサイドを1枚ずつしか進められない、受け身としては強い盤面をキープしつつ、準備を進めて逆転の機会を待ちます。
途中からアクティブに切り替えて、どのポケモンを倒しても勝てない、いわゆる積み盤面を使っていきます。

この2つの考え方は、ギラティナを使う上で必須です。後から捲るデッキだと思われがちですが、それはギラティナの側面でしかなく、本来はお互いの状況に応じて盤面をコントロールするデッキです。
アクティブかパッシブか、盤面と試合全体を俯瞰して、どちらでゲームを進めるのか、どのタイミングで切り替えるか、という要素も一つのポイントです。
ここの判断基準を言語化できれば良いのですが、これこそ経験値の差が出てくるところで、ほとんど感覚というか勘の世界になってきます。
ぼくが考えているのは、相手の盤面や動きというゲームの情報に加えて、相手の表情や考える時間の長さなど盤外からも判断しています。

相手に高い要求値を課す

これはどちらかというと、勝ちに行くというよりは負けないためのプレイングです。
とにかく要求は常に高い方が良いです。

そもそも要求値とは何?ですが、ここでは相手が盤面をひっくり返すために必要なカードの枚数およびそのカードを引く確率と定義します。
即ち高い要求値とは、非常に引きづらいカードをたくさん使わせることを要求することです。

例えば悪リザ対面でボスギラティナで負けそうだが、相手は既に入れ替え札は使っており、ボスも残り1枚しかなさそう、という状況を想定します。
カウンターキャッチャーでビーダルを呼び、ツツジを使ってロストマインを打つと、
相手の要求は以下になり、
①ボスの指令を引く
②ビーダルを逃すために必要な2エネを付けるため、ふしぎなアメとリザードンを引く
③それを1回のはたらくまえばで揃えさせる
非常に実現性の低い状況を作れます。
こうやって要求を高くしていくことを常に考えましょう。

こちらの要求を下げる

ロスト軸の強みは多様な柔軟性、それを生み出す大量の手札です。
逆に弱点は、手札干渉されて出来ることが減らされることです。
しかし、もう一つのロスト軸の強みは、盤面が強ければ手札干渉されても動けるところにあります。
つまり、手札干渉されると次のターン苦しいならアタッカーをあらかじめ複数用意しておいて、ボールやゲートを引く要求を下げたり、キュワワーに手貼りして逃げエネを確保していれかえ札の要求を下げたりするなどを考えましょう。

各対面の有利不利と簡単なプレイング

各対面のプレイングは王道パターンだけ書きます。この通りになる試合は少なく、ここからズレたぶんをどうやって補うかは、引けているカードで考えてください。
パターンは気が向いたら増やします。

vs悪リザ 互角〜微有利

巷ではギラティナ有利と言われていますが、そんなことは無いと思います。
まず、相手がピジョット型かビーダル型かでプランが変わります。
ピジョット型の場合はギラティナを2面作り、可能な限りピジョット→ロトム→リザードンの順で倒します。場合によってはマナフィとポッポをロストマインで取ることもあります。
ビーダル型の場合はギラティナを1面だけにし、マキシマムベルト付きギラティナでリザードンを2匹倒し、ボスでジラーチ、ロストマインでビーダルを取ることになります。
この対面は序盤に下手にサイドを取ると、ギラティナを倒されて返せなくなるので、ギラティナが少なくともVSTARに進化できるまではサイドを取りません。
あと、アビスシークはあんまり打たないほうが良いです。

vsパオジアン 不利

不利ではありますが、勝てないわけではありません。
基本的には、セビエ、セグレイブ、ビーダルあたりを無限に虐める試合になります。パオジアンは無視しましょう。
先攻の場合は、先2しゅりけんを目指します。
そこからセビエを再展開されるたびにロストマインで全滅させます。
後攻の場合は、狙えるなら後1しゅりけんからロストマインでセビエを全滅させるプラン、それが通せないなら、先2で何かしらが倒されているので、カビゴンカウンターキャッチャーでセグレイブを永遠に倒し続けます。
どこかで1ターンもらえると勝ちです。
また、カビゴンを倒せるのがパオジアンしかいないので、ベルトカビゴンでパオジアンを倒すターンにギラティナも置くとサイドを4枚取れそうなのと、仮にギラティナが倒される場合、それもパオジアンでしか取れないのでベルトカビゴンで取れることになります。

この対面は遅れると負けるので、とにかく序盤は怖がらずに、はなえらび3回やアビスシークでロストを素早く貯める方が勝ちやすいです。
特にキュワワーを並べると、マナフィが置かれる前にしゅりけんを通そうとしてくるので、ギラティナが生き残りやすいです。
パオジアンはどんな盤面を作っても概ねサイドを2枚取りにくるので、最序盤は相手の要求値がどうとかは考えずに走った方が良いと思っています。
一番最悪なパターンは、しゅりけんをケアしてキュワワーを1匹だけにし、そこをごっつあんプリファイされてしまうと、充分にロストが溜まっていなくて返せない、という状況になりかねません。いずれにせよ、ご機嫌にぶん回ったパオジアンには勝てないので、安全なプランよりもリスクのあるプランを取って強気に戦いましょう。

vsアルギラ 有利

正直ジャッジマン次第です。
基本はギラティナデッキで動かします。
先攻の場合は先2ロストインパクトが決まれば勝ちです。決まらなくても、おとぼけスピット+どっすんグースカで取れます。その場合、何かしらが倒されているので、先3でカウンターキャッチャーで相手のギラティナから処理すると、こちらのギラティナはワンパンされなくなるので勝てます。
後攻の場合も同様です。
ロストが間に合わないならアビスシークしても良いですが、基本はしないほうが良い結果になりやすいです。

vsルギア 微不利

先攻が取れたらギラティナ、後攻ならロスバレで戦います。
テツノカイナを基準にプランを立てます。
先攻の場合はアルギラと同様に先2ロストインパクトを狙います。無理だったとしても、VSTARに進化してしまえばワンパンできないのと、テツノカイナで殴り始めるとギラティナに構っていられないので放置でも大丈夫です。
後攻の場合は先にサイドを取らせて、カウンターキャッチャーからのテツノカイナでチラーミィラインを狙いに行きます。また、ルギアにおとぼけスピットを当てておくと、テツノカイナでサイドを3枚もらえるのでゲーム展開が楽です。
ルギア側がテツノカイナを返せるポケモンはチラチーノとカビゴンだけなので、テツノカイナが生き残りやすいです。
相手はVガードエネとミストエネを付けてくるので、あんまりギラティナVSTARでワザを使う展開にはならないかなと思います。
スピード命なので、封印先を使っても良いです。

vsロストバレット青 互角〜微不利

トドロクツキとテツノカイナが入ったデッキを想定しています。
この対面はもちろんテツノカイナで攻めていきます。ロスバレ側はテツノカイナを返す手段がフーパとトドロクツキしかありません。
そしてトドロクツキはロスト対面だとくるいえぐるを使いたくない場面なので、テツノカイナを投げると生き残りやすく、そのまま暴れて勝ちパターンもあります。

vs古代バレット 互角〜微不利

試合が長引くほど相手のトドロクツキの打点が上がります。
なので序盤はギラティナVやVSTARで相手の攻撃を受けつつ戦い、中盤以降は非エクアタッカー(主にゲッコウガとヤミラミ)
と言っても、倒されても構いません。
早い段階でツツジやナンジャモで手札を減らし、エネの付いていないポケモンを前に縛って、しゅりけんとロストマインで戦います。
終盤はカビゴンで一撃で倒したり、ロストマインでHPが減っているアタッカーをテツノカイナで倒して勝つプランになると思います。
ロストスイーパーでブーストエナジー古代を割りたいときがあるので、気持ち大事に扱いましょう。

謝辞

練習に付き合ってくださった方々
当日ジャッジ稼働してくださった方々
チェルモ秋葉原店様
いつもチェルモでお会いするチームタイレーツの面々
ならびに、お世話になっているまっき組の皆様
本当にありがとうございました。

また、無茶振りを拾ってイラストを描いていただき、ヘッダーへの使用許可まで快諾いただいた、まっき組のもずく氏へも感謝の意を述べさせていただきます。
他にも素敵なイラストを不定期で描いているので、是非いいねとリツイートとフォローをよろしくお願いします。

またデッキに対する質問などはXで受け付けていますが、たぶん気分でしか返せないので期待しないでください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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