将棋上達日記1

駒の動かし方とルールは知っているが、数回しか刺したことがなく、プロの対局もほとんど見たことない私ですが、本気で上達を目指す様子を記します。

方針

自分の中で物事を上達するにはこういう手順を踏めば良いというのが、最近固まってきました。今回の将棋もその例外に漏れず、自分の考え方があっているかを確かめるために同じ手順を踏んで上達を目指していきます。

手探りフェーズ

まずやってみる。ゲームや勉強、あらゆることに共通することですが最低限の知識を学んだら一旦何も考えずに実践あるのみです。もしもその段階でうまくいってしまうならそのまま突き進んで仕舞えばいいのです。ここでそのままいける人間が世で言われる天才のことだと思います。色々なことに挑戦していますが、このようにうまくは進んだことがありません泣。この段階で必要なことは思ったこと、考えたことをメモとして残しておくことです。のちの段階でここで出てきた疑問点と向き合っていきます。簡単なこと、抽象的なことで全く構いません。というか、ほとんど何も知らないのでその程度のことしか書けません。今回思ったことは以下の通りです。

メモ
気づいたら勝ち負けがついてしまっていて何が起こっているのかよくわからない、駒とって再利用できるせいで盤面がかなり複雑になるのがだるい、全く王様を追い詰められない、なんか対局した人みんな王様を動かして囲ってて守りを固めてる、駒の数と種類が多すぎて色々やれることが多そうな感じがして頭がパンクした

マクロ的な学び

とりあえずやってみるフェーズは終わりました。これから将棋の全体的な流れやセオリーを学んでいきます。ここで重要なことは知識に頼らないことです。本やインターネットで探して出てくるのはおおよそ知識の部分ばかりですが、その細かい知識は重要な考え方やセオリーに基づいて派生したものにすぎません。自分の中でその部分をある程度整理してから具体的な戦い方を頭に入れると吸収率が全く違います。自分の中での将棋ってこんなゲームなんだというイメージや戦いを進めていく上で重要となる考え方を学んでいきます。ここからは座学中心で人とは対局はしません。やるとしてもコンピューターくらいですかね。人と対局をするとあまりにノイズが多いので学習効率が良くありません。目的意識を持った学習ができないのです。次に対局するのは「自分の中でこう進めていければ勝てる」という自信を持った時です。

将棋って何?

将棋とは、駒を兵隊に見立て、将棋盤を戦場と見立てて戦うゲームです。勝利条件は相手の大将の首を取ること。チェスとは違い、とった兵隊を殺さずに自分の兵隊として利用できる。こんなものでしょうか?ゲームは歴史を調べたり、開発者のインタビューなどをみると「〇〇とは何か」という部分がわかることが多いのでおすすめです。

全体的なセオリー

ここで何かしら体系的に学べるサイトや本があるとうれしいですね。しかし、なかなか見つけることができません。どれも初心者が覚えるべき形や攻め方などを教えているサイトばかりです。僕が知りたいのはもっと本質的な考え方なのですが。。。色々探していたらなかなか良い本に出会えました。kindle unlimitedで読めます。

まだ全部は読んでいないのですが、いくつか学びがありました。

一つ目は、各駒の重要度です。飛車と角が強いくらいしか知らなかったのでその他の駒について重要度がある程度わかりました。これの派生した考え方で駒得や駒損という考え方があり、有利不利はある程度自分の持ち駒で判断できそうだなという感じです。この本では飛車と角は同じ重要度ということになっていたのですが、色々調べてみた感じでは飛車の方を重要としている方が多かったです。

二つ目は、基本的な攻め方と守り方です。全部使ってあれやこれややろうとしていたので頭がパンク状態だったのですが、攻めと守りに使われる駒がある程度決まっていることがわかりました。おおまかに攻めに使う駒は飛車、角、銀、桂、歩ということでした。金二枚と銀一枚で王様の守りを固めること、香はあまり使われないこともわかりました。特に攻めでは飛車が主役なようで飛車をどのように動かすかで戦い方が細かく分かれていました。飛車を初めの位置から動かさないが居飛車で動かすのが振り飛車です。守りに関しては決まりきった強い形があることだけはわかったので後で暗記したいと思います。

この本に加えていくつかサイトを見た中で分かったこと、思ったことを整理します。

メモ
とりあえず、飛車、角、銀、桂、歩の強い打ち方強い使い方を学びたい
序盤の定義は駒の取り合いが起こるまでという感じかな?
居飛車と振り飛車それぞれの特徴、強みや弱みを知りたい
守りの定石の特徴強み弱み

今後の方針

初心者の時に大事なのは色々やろうとせず、やり方を絞って一個一個確実にうまくなり、それを重ねていくことが大事だと考えています。その理由は、思考力が育つからです。やり方を絞ってやっていれば考えることは少なくて済み、その分を考えるリソースに当てることができます。思考力がなければ伸び悩んでしまった時に打開するのが本当に苦しくなってしまいます。何やってもうまく行かない時代の僕はこのパターンで行き詰まっていました。高いレベルを目指しているなら後から伸び悩んで苦労するよりも、最初にじっくり頑張る方がはるかにメンタルにいいです。将棋でやることは、居飛車と振り飛車のセオリーを学びどっちか好きな方を選ぶこと、守り定石を覚えて序盤の駒の動かし方を覚えたいと思います。







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