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【らんまん】竹雄の家計管理が気になる

4月から放送スタートした、連続テレビ小説らんまん。日本の植物学者・牧野富太郎をモデルにしたドラマです。
主人公は神木隆之介演じる槙野万太郎。
万太郎は植物学を志し、付き人(竹雄)と高知から上京してきました。
万太郎は裕福な酒屋生まれの箱入り息子で、世間知らずな一面があります。特に植物研究のためなら、湯水のごとくお金を使います。
そんな金銭感覚がイマイチな万太郎を支えているのは、相棒の竹雄です。

5月9日放送で竹雄が東京での生活費について触れました。
2人で10円/月(下宿代、研究費含む)
また、作中で100円は大金という言葉が出てきます。
では当時の10円とは、現代ではどの程度なのでしょうか。
気になったので調べてみました。

当時の1円の価値

ウィキペディアより牧野富太郎は22歳で上京、明治17年のことです。
一方、万太郎は20歳で上京しているようです。
明治15年となっています。
では明治のお金の価値とは

当時は、日本経済が発展しはじめたばかりで、物価に比べて賃金の水準は低く、いまよりも、職業によっての所得格差も大きかったようです。お給料が安ければ、それだけ1円の重みも違います。明治30年頃、小学校の教員やお巡りさんの初任給は月に8~9円ぐらい。一人前の大工さんや工場のベテラン技術者で月20円ぐらいだったようです。このことから考えると、庶民にとって当時の1円は、現在の2万円ぐらいの重みがあったのかもしれません。

https://manabow.com/zatsugaku/column06/

単純計算で、10円は現代で言う20万くらいの価値だったのかもしれません。
家賃込みで月20万円とは、竹雄の金銭感覚は結構庶民的な気がしますね。
ただ、当時は電気は行灯、水道は井戸水、ガスは火起こしでした。通信費もかからない、庶民が車を持つこともない時代でしたから、その背景を踏まえると当時2人で月20万生活は贅沢とも思えます。

おそらく万太郎が研究費に生活費もつぎ込むので、2人の生活が苦しいものになりそうなことは予想がつきます。(実際、牧野富太郎は研究のために借金をしていたようです。)
今後の万太郎と竹雄の生活がどうなっていくのか、楽しみですね。

同じような疑問を記事にしてくれていましたので、よかったら。

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