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後期つわりがやってきた

妊娠9か月目の振り返り。といっても、この頃は後期つわりがキツかった記憶しかない。

後期つわりは、妊娠後期につわりと似た症状が出ることを指す。

私の場合は、量を食べると気持ち悪い。胸やけもする。食べたあと、気持ち悪いからと横になると胃液がせり上がってくる。妊娠初期の食べづわりが再来したような気分だ。

小柄なせいか人よりもかなりお腹が大きくなった私は、胃が圧迫されて逆流性食道炎予備軍になってしまったのだった。

大きくなった子宮は胃だけではなく肺まで圧迫しているのか、息苦しささえ感じる。

後期つわりになったら嫌だなあと思っていたけれど、こればかりは避けようと思っても避けられない。

何をしてもだるい、眠い妊娠後期。私はこの時点で妊娠前+12kgだったので、自分の体が重くてしょうがなかった。さらに夜中はトイレやら寝返りやらで起きてしまってぐっすり眠れない日々が続いた。

そこに後期つわりが加わって、疲れていても具合が悪くても食後3時間は横になれない状況が辛かった。

そんな中でも胎児は容赦なく胃を蹴り上げてくる。

このときばかりは胎児の激しい胎動も笑っていられず、夫に泣き言をたれていた。

具合が悪いとき、ただでさえ圧迫されている箇所(胃)を蹴り上げられるのはかなり辛いものがある。あと具合が悪い時の胎児のしゃっくりも、なかなかに辛かった。自分の意思に反して動く自分のおなか。

「妊娠後期は空気を吸うだけで体重が増えるよ」なんて聞いていたけれど、私はこんな状態だったのでご飯をあまり食べられずに体重は横ばい。

細かい不調が絶え間なく続き、自分の体に気を遣う妊娠生活。正直、もう妊婦でいることに飽きていた。(峰なゆかさんの『わが子ちゃん』でも、「妊婦飽きた」というコマがあり、激しく共感した。)

でも、翌月に迫る“出産”を考えると自ら交通事故に遭いに行く気持ちになり、とても怖いのだった。

次回、計画通りお産にたどり着けるか怯える臨月。

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