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2019.9.5.thu

 私の暮らす、この素晴らしき日の本の国は相も変わらず牧歌的な人種であるのに、皆、故郷の風景と共に両親と、暗い己の過去をば捨て去り、誘蛾灯の様なネオンと、高気密のアスファルトに遮二無二群がり、赤の他人と比べ競い、誠の個を知らず、0と1だけの情報に流され、純粋純朴なる者を物陰より嘲笑い、建前だけの人間性を取り繕い、無知な解釈で人を蔑し、そして殺め、正当化し、金を求め、人形に欲情し、叶わぬとなれば病を口実に何遍でも逃避を繰り返す。

時に、桜花は消失したのだ。

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