何をやってるんだか

車の免許を取らないと何にも始まらないと思い合宿免許に申し込みをしました。

合宿免許代稼がなきゃなあと思ってちょこちょこ求人を見てた。

私がやりたくないのが通勤と制服とマスクと室内。

そんな仕事あるのか?と思いつつ見てたらゴルフのキャディーのお仕事を見つけた。「おー!」と思って軽い気持ちで申し込んでみた。面接に行ったら社長が同い年で高校時代の友達と知り合いだったりして採用されてあれよあれよという感じでやることになってしまった。

ゴルフは大学時代に実習で何回かコースに出たのと就職してから上司に連れて行ってもらったくらい。

別に甘く見てた訳じゃないんだけど、、研修が半端ない。10回でテストに受からないと後は無給。中には30回やってやっと受かった人もいるし最後まで残るのは1/5だとのこと。

なんてとこに足を突っ込んでしまったんだと思ってる。

まだ2回しか行ってないけどできる気がしないのよ。

一人でカートを運転しながら4人の名前と顔を一致させゴルフバッグの中身を完璧に覚えて次使うクラブを予測して渡してボールがどこに飛んだかも把握してコースの特徴や狙い目なども伝えなければならない。その間にバンカーにレイキかけたり目土したりクラブを綺麗にしてバッグに戻したり。カートが通れるとこも決まっててそれも全部覚えてバンカーまで何ヤードとかも全部覚えなきゃいけないの。18ホール分!初日から何にも分からないのにガンガン動くように言われる。

やばくない?

私の教育係の30代の男性はめっちゃ厳しくて真顔でボロクソに言われるのです。

昨日も何回か脳がフリーズして「大丈夫ですか?」と言われてしまった。

彼曰く「覚えてしまえばこんなに簡単で楽しくて割りのいい仕事はない」「ゲーム感覚で楽しんでやって下さい」と言う。

「そうかもね」と思うけどさ。相当根性ないとダメだよこれ。心折れたら終わり。

昨日やってて「自我があったら絶対だめだ」って思ったの。

できない理由を探せばいくらでも出てくる。

2040さんは「自我を放棄して下さい」という。自我とは「自分は」「自分が」という過去が作った思い込みの部分。

無駄な動きは許されないから私の一挙手一投足にダメ出しされる。ここで私がダメなんだとか悲しいとか思っちゃうのも自我。パーソナルに受け取らなきゃいいって昨日思って意識を変えたら少し楽になった。

マスクもしなくていいし、基本服装は自由、駅から送迎バス出てるから私としてはとても良い条件。夕暮れ前には終わるのでお客さんの来る日は歌舞伎町も行ける。めっちゃ寒いけど広々とした野外での仕事は気持ちがいい。東京からも程近い名門コースとあってお客様も基本お金持ちばかりなので余裕のある方ばかりで話をしていてとても面白い。

初日はプロと会員さんのコースレッスンに付いた。「プロ」はやっぱりすごかった。あのプレーを目の前で見れるのってすごいと思う。

昨日のお客さんは有名な芸人さんのお兄さんだった。

途中私がしごかれてるの見て「お姉さん幸せそうな顔してるね、お金稼がなくても全然大丈夫なんでしょ?」といきなり言ってきた。ものすごい洞察力。

ここおれしてる私をリラックスさせるために言ってくれたのだと思う。

指導担当の方に言わせると「昨日今日はめっちゃラッキーなお客様に当たっただけですから」と釘を刺されてしまったけど、、、

ネガティヴなことを言い出したらいっぱいある。

私はおばちゃんなんだけどおばちゃんがとても苦手なのです。それも集団の気の強いおばちゃん。キャディーなんて気が強くなきゃできないからまあみなさん個性的で。

あと指導担当が毎回毎回私の成績をグループLINEで細かく共有するの!こんなのやってられるか!と思うよ。

そこまでこの仕事をしたい!っていう気もないから辞めるなら早い方がいいと思うこともあるんだけどさ。

どうなのこれ?と思うよほんと。なんでこんなことになってしまったのか?と。


去年の末ごろからずっと「考えない」ということをして来た。今まで長年感情にフォーカスして生きてきたけど思考を止めることについてはあまり重要視してなかった。「考えない」をやっていくとどれだけ思考に自分がやられちゃってるのかが本当によくわかった。

思考を止めるやり方を教えているネドじゅんさんの動画見たり呼吸法をしたりもしていた。彼女はある朝起きたら思考がなくなっていて人生がグルンと変わった方。

ネドじゅんさんのおっしゃることを実践してみてる。

まずは「自分」として世界を見る。この自分とは人から見られてる自分であり自分が作りあげた自分。次にその視点を胸をトントンと軽く叩きながら胸に持ってくる。すると思考が止まり胸のところにある小さな本当の自分の目で世界をみることができる。ここで視点が自我の自分で見てた世界と変わるということに気づく。なんとなく達観したような現実がリアルでないような感じがしてくる。彼女曰くガンダムのモビルスーツの操縦席にいる感じ。モビルスーツはものすごく高性能で思考などしなくても的確に動いてくれる。身体は何でも知っているから分からない時は身体(お腹)に聞く。胸にいるほんとの自分は直感やインスピレーションで生きるようになる。

思考も感情と同じでまずは勝手に思考が動いていることに気づくことから始まる。彼女は気づいたらニコって笑ってガッツポーズをして下さいと言う。すると左脳にエネルギーが行かなくなって力を失っていくらしい。

思考を止めていくと自分がなくなってくるように感じる。まさに自我を放棄できるようになってくるのです。

精神世界オタクな私は真剣に「考えない」に取り組んできたその矢先にキャディーという新しい世界に足を踏み込んでしまった。

学んだことほんとに実生活で活かせるのか?と試されているかのようです。

この歳だからこそ「私に何てこと言うの?」とか「ひどい!」とか「私は傷ついた」「私にはできない」なんて思ったら絶対にやってらんない。

自我をなくさないと終わり。

できるかできないかなんて考えてもわからない。だから目の前に現れた現実を自我を放棄して「やる」しかない。

そしたら何言われてもへっちゃらだ。

打たれ弱い私がこの研修を通してそこまで行けたら私は満足。

ガンダムの操縦席にいるアムロレイになりきって仕事をしてみます。

モビルスーツを信頼して感謝して。

コミュニケーションを司ってくれる左脳にも。唯一褒められるのが接客だから。

☀️🌕






















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