いつか出会う君

愛しい君。君はいつかは死んでしまうのだね。でも、こんなに早く死なないで欲しい。
本当は嫌だけど、生きててくれるなら自分の身体を傷つけたっていい。
僕が悲しむから生きて欲しいなんて、わがままだって分かっているんだ。
けれど考えてみてくれないか。もしそれが失敗したとしたら大変な事になるんだよ。自ら死を選ぶ事もできない身体になってしまうかもしれないんだよ。
我ながら 卑怯な脅し文句だ。
ただ、嫌々でもいい。君には生きていて欲しいんだ。僕と君はいつか出会えるのだから。
きっと君が苦しんでいる間も、僕は君を探し続けている。
君の想像も及ばないくらい、僕は君のことが大切なんだよ。いつか出会える最愛の君に、どうか生きて出会いたい。もしその日が来たら、それまで君が苦しんだ分、僕が君を愛するから。約束するよ。