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Ta Ta Ta nuki #1

∆✝☆ツアーを反芻してたらパッション弾けちゃって書きなぐっちゃった。
眩しく輝く憧れへの思いの丈と思い出を。

ZIONを観るようになって、来月で早2年。

本当は2021年の夏には風の噂で活動は知っていたけれど、表立った告知を見ないから前のバンドのファンはお呼びでないかもしれないと思ってて、元気そうならそれでいいやと、たまに情報探す程度に過ごしていた。

ナタリーのリリース見て札幌のチケット取って、ほとんど前情報ない状態で観て。
あまりにも綺麗なステージで、憑き物が落ちたような気持ちだった。
ああ、これは今までだったら出来ないなって、なんとなく直感的に思って、新たな旅路を祝福する気持ちになれて。
どんな言葉が相応しいのか、この気持ちを名付けるなら何なのか、全然分からない。肯定的ではあるから好きと言っているけれど。

個人的には誕生日翌日のライブだったので、この一年幸先いいなーなんて思いながら支笏湖に寄ってやっぱり山奥が好きだなあなんて思ったり。

その次の春には初めて十勝に行って、然別湖に泊まって、すべてが腑に落ちたというか。
連想した光景が目の前に広がっていて、あの音はこの環境でこそ生まれるものだなと実感した。

私は越後湯沢に行くのに『雪国』(川端康成)を持っていったり、阿蘇に行くのに『天涯の楽土』(篠原悠希)とか、冬の北陸に『ゼロの焦点』(松本清張)とか、京都に『新選組颯爽録』(門井慶喜)持っていったりするような人間なので、なんというか、うまいこと波長が合ったと言いますか、こう、その土地の空気感みたいなものと併せて作品を楽しむことを、ファンとしてこれからも享受させてほしいんですよ。

夏は超絶苦手だけど、夏の始まりには色んな思い出があるから何とか過ごしていける。
(初めて知ったBroken Youthも放送回は7/3らしい。これ誰が歌ってるの?ってスタッフロールに食いついたの初めて。)

Turkeyismも6月だったなあ。人生初ライブ。

それからbayfmにメール送って電話かかってきたり、Auroraツアーで趣味の友達が出来て、遠征とか、フェス行ってみたりとか、たくさんの初めてなきっかけがあって。
大学受験も院試も資格試験も全部、通学中にずっとNICO聴いてて、予備校行くのに東西線乗りながらGUERNICA聴いたりして。
舞浜のBGMに耳を傾けたり、どのブランドにどんなデザイナーがいるとか、洋楽がどうとか、邦楽ロック以外の趣味も、下地はあったけど一歩踏み込むきっかけもたくさんあって。

まー、別に人生設計は狂ってないけど確実に趣味の在り方に大きく影響というか、趣味における人格形成はこの人あってこそだなと思っている。

働き始めた一年目の終わり頃、というか九州方面出張中に活動終了の告知があって呆然としながらホテルの天井を見つめて、青春の終わりを告げられたようでしばらく(というかZION観るまで)聴けなかったり。
2019/11/25には思い出を二万字綴ってどこにも上げずに消したりしてて、年が明けた成人の日前夜の新浦安の路上弾き語りも、当時のTwitterで知って、すぐ行けば間に合ったけどなんか飲み込みきれなくてただ生きててくれてよかったと思いながら画面眺めてた。

話が逸れた。湿っぽくなりがち。

第二章でより一層引き込まれてしまって、飽きっぽい私をこんなにも飽きさせないどころか目が離せないくらいに楽しそうで。本当に。

一昨年の6月のmoleも、SnJツアーの横浜と恵比寿と追加の札幌も、Sound LSも、SLSも、全部楽しかったし、4PEAKSの渋谷と札幌で更に好きになって、Mountainphonicの新宿で圧倒されて、今回のAnotherではとんでもない体験の連続で。毎回観る度に心が浄化されるみたいで。
観る度に、離れらんないよ!って気持ちが深まっていく。

あとね、タイミング諸々、運の良さというか、巡り合わせに恵まれて追いかけることができてるところはあるなって思う。
元々北海道は好きだったのもあるし、チケットは行きたい会場ちゃんと当たるし(チケ運良くて本当にありがたい)、兄弟や親友が興味持ってくれて一緒に来てくれて、安心して楽しめるというか。
ラジオも楽しいし、ありがたいことばっかりで。

今回の☆に至っては、お便りでボードに貼った山ステッカーを雪山にたくさん連れてきますね〜って送ったら、逆にThunder Mountainで雪山連れてかれるしなんなら虎だってクマだって出るし、なんかこう、うまい具合に受け取れちゃったりなんかして、いや全然関係ないし単に十勝イメージとは思うんですけどこう、楽しく都合よく解釈して遊んだりできちゃって、自分の感性とご提供されるものとが偶然いい感じにマッチしてるみたいで、利己的なオタク心に刺さるところがまたなんというか射幸性があるというか。

いやはや、こうして勘違いオタクが生まれてしまうんですな。きっと。たぶん。はー、自重しようね。運が良くてよかったね。

でも、それだけ素晴らしい魅力を持っていらっしゃるということ。
神格化するつもりはないけど、憧れのお兄さんくらいの感覚でずっとずっと想っていることを赦されたいですね。
かすむことない真っ白の存在は枯れないでいて。
これからもひっそりと応援させてほしい。

彼等が新しい門出を迎えた年齢に自分が近付いているけれど、大して変わり映えないや。

とりあえずファンとして顔向け出来る程度に日々を過ごしていくか。功徳を積むとか。

まずは健康からか。すべては。

(追記)
人は己が見たいものしか見ていない、と散々自分で言っておいてこれなの本当にねー。認知バイアス……!
まあでも空想して遊んで現実に戻れる程度にはまだ踏み止まってると思うけど。いやアホほどずぶずぶのオタクだけど。ははは。

(追記2)
札幌公演なんで日曜なのに開演時間が19:00だったのかな〜って思い返して、あれ日没時刻込みでの演出だったんじゃないかと気付いた。やばない?
真っ暗な、街の灯りが入らない公園で蝋燭の灯に照らされた空間、もはや宇宙だった。

神戸の二部制も、たしかに二部も観たかったけど外れちゃったけど、一部だけで帰ったら帰路のモノレールで六甲山系に沈んでいく夕陽と神戸港の景色が相俟って、旅路のエンドロールに相応しい美しさだったのよね。二部も二部できっと神戸の夜景が綺麗だったと思うけども。

東京公演も無理に帰らず近くのホテル取って部屋飲みしたの正解だったなー。親友とサッポロクラシック開けて感想雪合戦(キャッチボールではない)楽しかったし俗な街の空気浴びずに余韻浸れて良かった。

いや余韻とか言いながら移動中原稿書いとったけどな! わはは!! おしごとがんばろ(´・ω・`)

はー、なんかワインのレビューみたいな感想になっちゃうんだけど、でもそれは「素晴らしかった」の中身を因数分解して記憶に刻み込みたいからで、だけど言葉を選ぶことによってその言葉の枠の中に収まってしまうことももったいなくて、言葉によって記憶したことも所詮は浴びた情報を自分で再構築したものに過ぎないし、かといって影響を受けたものを何某かの作品に落とし込むような長けた技量もないし、って延々と管を巻いてしまうね。


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