社会に出た途端、女は自分が女だと、意識する。させられる。

大卒社会人2年目女。
社会に出た途端、自分は女だと強く意識するようになった。
いや、本心では、
意識させられるようになった、と思っている。
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学生の時だって、
体育は男女別・保険の授業で生理の話がある、といった具合に、男女は異なると教えられてきたはずだ。
それなのに、なぜ今更、男女をより強く意識させられるのだろう。

一つ目は、既に結婚適齢期であるから。
大卒の時点で22歳を超える。
いくら晩婚化とはいえ、既に20代の期間は残り8年しかない。
生物学的にも、子供を産み育てるなら、女性は早く結婚した方が良いという。

二つ目は、私が製造業勤務であるから。
法律でも、男女の働き方で違いがある。
例えば、重いものを運ぶ時の重量制限は、女性従業員の方が厳しい。
いくら体力のある女性だとしても、決まった重さより重いものを運ぶ時は、男性に任せる必要がある。

三つ目は、時代の転換期であるから。
日本の企業では多くの場合、まだまだ古い考え方が残っているのではないか。
もうそろそろ世代交代というタイミングなので、逆にその影響もあるかもしれない。
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学生時代は、勉強さえしていれば褒められたものだ。
日本の授業やテストでは平等な機会が与えられ、自らの努力で成果を掴み取ることができる。
体力に自信がなくても問題ない。
他人より努力し、自分と戦い続けることで目標に到達するのだ。

だが、社会人になると、
「男と女は違う」「女だから」「男だから」といった考えや風習を目の当たりにする。
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私たちは、自分で自分の性別を選択しただろうか?
持って生まれたその性別で本当に良かった、と思える人がとれだけいるだろうか。
男でも女でも、この性別で良かったと思えること、思えないことがあるだろう。
ただ、それをきちんと理解した上で、他人に接している人がどれだけいるのだろう。
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最近、女性管理職を増やそうという動きがある。
本当に能力のある女性が目指すのは大賛成だ。
ただ、甘い評価で上にあげられてしまう女性もいるのではないか。
適切な評価をして欲しい女性にとっては、これはきっと迷惑だ。
私も同じ考えで、自分に見合った正当な評価をして欲しい。
















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