𝟘𝟚

廃墟巡り良いね

過去、其処でどんな人がどんな気持ちで
どんな過ごし方をしていたのか
ただ知りたいという興味本位では
馬鹿にするなと言われるのだろうか
行く前に許可取らなきゃ

お城も良いね
歴女なの？と問われたが
歴女の方々に申し訳なくなる程
学んでも学び尽くせないくらい広いこの世の中を
私は一握りしか知らないよ
何だか情けなくなってきた
学ぼう、何でも、沢山、
その方がきっと楽しいね
以前世界史の答案用紙が返って来た時は驚愕した

私、歴女です！とは一生名乗れない

祖父はもう随分と前に他界をしているけれど
戦争で戦い 銃撃で足を怪我をしながらも
生き延びた人間の一人
尊敬

当時彼らのギャンブルは花札
かっけー
と思ったけど賭けに負けるとコソコソお米を抱え
再びコソコソ家を出て行くらしい
面白いくらいにダサい
ダサ過ぎて頭にお花咲いた
せめて堂々と持っていって欲しい


大人数居る中でど真ん中に座って
日本の旗を持っている白黒の写真を見た
祖父、結構なイケメンだった
富豪でイケメンか
そりゃクズじゃないと割に合わない
妙に納得した

未だ 貴重であろう品物が沢山残ってる
お金  飯盒  バッグ
バッグの中には裁縫道具と鉛筆もあった
あと方位磁針

これは何処かに寄贈した方が良いのかな
と思いながら金庫にしまった
また気が向いた時に考える事にする




今後はどんどんと
戦争時代を生き抜いてきた人達の
リアルな声を聞けなくなってしまうんだね
複雑でもある
当たり前だが戦争は良くない
生まれるものは何も無い
悲しみと苦しみと痛みだけ


現在はまた違った悲しみと苦しみと痛みだね
消えたくなっちゃって
消えても別に構わないけど
如何にかこうにか
日々を紡いでいきましょう
大らかにいこうか
そうしようか
大丈夫よ、戦争より怖いもん無いよ、多分

この拙い文章を見てくれている優しい貴方に
幸せが沢山訪れます様に