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みなさんこんにちは!🐱 🐤
今回の記事は、9月22日にお邪魔させて頂いた若草会の見学会の様子です。

私たちが見学させていただいたのは、若草工房、わかば、若草園です。職員さんや利用者さんからたくさんのお話を聴かせていただきました。また、職員さんと親睦会というかたちで質問をさせていただき、私たちの率直な疑問に丁寧に応えてくださいました。

私たちインターン生が実際に施設に行ってみた様子や感想、インタビュー結果をお伝えしていきます🌱

若草工房🔩🧮📝

若草工房

ここでは、就労継続支援B型という制度を利用し様々な作業をされています。

「施設」と聞くと、職員さんが1対1で対応をされて、作業をするときも職員さんが常にいることを想定していました。
しかし、ここでは利用者さんの自主性を重要視し、仕事も一人で黙々とされている方もいれば、職員さんとお話ししながらされている方もいらっしゃるそうで、休憩時間の過ごし方もそれぞれで好きなことをされているそうです。
休憩時間にはパソコンを触ったり、カラオケをしたり、休憩室に居たりしているとお話してくださいました。

インタビューさせていただいた利用者さんは日によって手が動かしにくく、初めの頃は手の調子が悪いことを職員さんに伝えることができなかったそうです。しかし、今では伝えられるようになり、自分の進歩を感じていると話されていました。また、職員さんにその日にした仕事を報告することでやりがいを感じているとおっしゃられていました。

わかば🌿🖼📆

わかば

ここでは生活介助支援が主となっています。五感を意識した支援で、3つの班の活動内容もそれぞれ違っていました。アートやカレンダー、一筆箋などの作業をメインに行い、五感を大切にできるような余暇活動を行うメロディー班や、最重度の障害のある利用者さんが活動される班、1人の方が安心できるという方や個別プログラムが向いている方が利用されているクローバー班を見学させていただきました。

また、スヌーズレンルームという空間も見せていただきました。五感を刺激するアロマや光などが設置してあり、利用者さんの気持ちが高揚したときに、この部屋を使って落ち着く機能も持ち合わせているようです。

スヌーズレンルーム

ねこ沢がわかばでの見学のなかで一番印象に残っているのは、クローバー班です。この班で働いていらっしゃる職員さんのお話では、指文字でもコミュニケーションをとるのですが、覚えた指文字で利用者さんとコミュニケーションが取れたときや、名前を覚えてもらえた時にやりがいを感じるそうです。
 また入社してまもない職員さんが、時には利用者さんに教わりながら指で話せるようになっていくというお話が記憶に残りました。別の職員さんも仰っていましたが、現場では、支援される側/する側のようなはっきりした区別はなく、まず職員さんも含めてさまざまな仕方で関わる人々がいて、必要に応じて支援を行う様子が見られました。見学会に参加するまではそうした「する/される」の役割に限定されない関わり方があるとイメージしていなかったため、驚きも大きかったです。

ヒヨラーが印象に残っているのは、職員さんの支援の細かさです。利用者さんとのコミュニケーションが難しいため、利用者さんの日々の健康状態や食事の状況、排泄の回数など細かく記録されていました。さらに、その記録が利用者さんの尊厳を傷つけないように暗号化されているなどの工夫もされていました。
また、ねこ沢さんと同じように指文字も印象に残っています。手話とはまた違っているようなので私も調べてみたいなと思いました。

若草園🌱🧸📝

アート・ものづくり活動の作品

ここでは班編成になっており、班の名前はアロマ班、よつば班、ワーク班、あじさい班というように、個性豊かというのを表現するために色とりどりな名前になっています。班の分け方は、障害の種類で分けるのではなく個性を重視し、利用者さんがやりたいと思うことで分けているそうです。

ある班では、利用者さんの集中力維持のために、作業の後に報酬を受け取るという制度を用いているそうです。若草園では、半日作業をしたら写真を1ピース渡し、それを6ピース集めるとお菓子やジュースを買うことができるというような、目に見える目標を設定しているというお話も伺いました。

ねこ沢🐱:
 若草園さんの見学では、利用者さんの個性に合わせた生活空間作りをされていることが印象的でした。施設内で好きな生活スタイルに合わせて部屋やグループを分けていて、みなさんそれぞれが自分に合った作業や余暇活動をされていました。作業をして貯めたお金を旅先で使うことを楽しみにしていると話してくださった利用者さんもいらっしゃいました。
 他方で、これまで主に若草会さんで行ってきたデイサービスでは、通って来られる利用者さんと時間を過ごしていたのですが、終了後に家まで利用者さんを送ると、50代の利用者さんと高齢の親御さんが家で暮らしているケースも多々あるというお話を伺いました。そうした問題意識から、若草会さんでは今後はグループホームの運営を含め、利用者さんの「暮らし」をさらに支えていきたいと考えているそうです。
 若草会さんでは、家族だけではなかなか難しい「暮らし」をサポートして利用者さんがより楽しく、心地よく過ごせる方法を考えて実現させていました。この見学会を通じて、福祉の現場の仕事はとても素敵で、発想の自由度が高いと感じました。

ヒヨラー🐤:
班ごとにとても雰囲気が違っていて驚きました。よつば班ではコミュニケーションをとるのが好きな利用者さんが多く、作業をしながらも職員さんや利用者さん同士でコミュニケーションをとられていました。一方で、ワーク班では仕事をメインに活動したい利用者さんが集まっているため、黙々と作業をされていました。同じ施設でもこんなにも雰囲気が変わるんだなと思い印象に残っています。また、聴覚過敏の方や騒がしい環境が苦手な方もいらっしゃるため、他の部屋に比べて少し奥に入ったところに部屋が設置されている場所もありました。部屋の構造から細かい部分まで考えられていて、私ならそこまで考えられなかっただろうなと思いました。

まとめ

今回の見学会は、私たちにとって意識の変化や新たな疑問が生まれる貴重な機会となりました。この記事を書いていて改めて職員さんの配慮の細やかさに驚かされています。
施設に行く前とのイメージの違いや、利用者さんと職員さんの明るさなどを皆さんにも実際に体験してほしいと思っています。

皆さんに伝えたいことが多く、次回も若草会見学会の記事になります!次回では、職員さんインタビューや、昼食を取り上げます。
それでは次回もお楽しみに😁🙌


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