『運命』が待っている

ひとつ、自分語りをしよう。

本は超ローリスクハイリターンな娯楽である、と思っている。

まあ本以外の娯楽が大量にある現代からすれば、あまり優先度が高くないのはわかる。

しかし、コスパだけなら本はトップクラスに優れている娯楽だと言える。数百~千何百円程度で買えて、何度も読めて、考えて、想像できる。なんなら図書館に行けば無料で読める。これほどの娯楽はなかなかない。

「よい文章は、知識を与える。よい描写は、視点を与える。よい台詞は、勇気を与える。よい物語は、人生を導く。即ち、よい本は、世界を変えてゆくもの也」

卒業制作「魔女は炎を抱く」で書いた一節だ。

本との出会いは、運命を変え、人生を変え、世界を変えていく。

本を全く読んだことがない、という人は、ぜひどんな本でもいいから、面白そうだなと思った本を手に取って見てほしい。

運命が待っている。かも。

卒業制作「魔女は炎を抱く」は東北芸術工科大学文芸学科で2月13日まで公開中です。今年度卒業生徒の全作品を収録したCD-ROMが300円で発売中。ぜひお買い求めください。

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