卒業シーズン

ここ最近、卒業シーズンだという事を
目でも耳でもよく感じさせられる


気づいちゃうとちょっと泣きそうになるから
無意識のうちに 見ないように、聞かないようにしてた

だけど今自主的に '' 卒業 '' というものに触れに行ってる

夜は色々考えちゃうし感傷的になりがちだよね

卒業というワードで

卒業して不安いっぱいで心細い中、通ってた
アウトレットのことを思い出した

憧れのアパレルブランドに 奇跡的に受かって

初めての環境と自分的に凄く挑戦した職。

だけど自ら憧れて決めた場所だから
なかなか周りに弱音を吐けなくて。

当時は休日に車校にも通ってた
だからずっと切羽詰まってて
いつ壊れてもおかしくなかったんだと思う

当時、朝の通勤時間に音楽を聴いてたら
卒業ソングが流れてきた。それはとても懐かしい曲  

嵐の '' サクラ咲ケ ''

歌詞はほとんど知らずにメロディーだけ、覚えていた
いつもなら飛ばしているのになんか聞いてみたくなった

1番を聴いて良い曲だな〜と素直に思った
そしてそのまま2番に進んだ。

気づいたら、涙が溢れていた

駅前で誰か 歌ってる
それは君の好きな歌
遠く離れても 決して消えない
だから別れじゃない

普段の私なら良い歌詞だなと流し聞きしていたと思う


でも、この日の、あの日の私は聞き流せなかった

心の深い所に触れられて握られたみたいに
心が熱くなって目が熱くなって
声を押し殺しながらも溢れる涙を止められなかった


隣に座っていたおじさんが凄くびっくりして
心配そうにこっちを見て
目をバシバシさせていたのを覚えている


1か月前までは電車を降りて学校に向かって
教室に入れば友達が沢山居て
何かに挑戦する時、必ずすぐ側に友達が居てくれた

でも今は居なくて、ただただ1人で踏ん張る日々。

学生時代がどれだけ心地よくて幸せで
優しかったのか、思い知らされた


前を向かせてくれる曲だけど
その当時の私にとって、現状を受け入れて
成長しなきゃいけないんだよと説得してくるような
そんな曲でまた涙が止まらなかった


それからというもの、
往復の通勤時間も休憩時間もこの曲を聴いては泣き
寂しくなって悲しくなって
でも現状を受け入れるしかなくて
無理矢理踏ん張って。それの繰り返しだった

今日、卒業ソングを聴いて
この曲のことを思い出して、また泣きそうになった

今でも '' サクラ咲ケ '' を聞くと涙が出てしまうと
気付かされてしまった

そんなこともあったなーって笑えるくらいになりたい。

まだ思い出して苦しくなる程、トラウマ‎になってる。

先週の土曜日に ママと妹と
そのアウトレットに行くつもりだった

案の定、心だけじゃなく体も拒否っちゃったのか
起きれなくて。お出かけパスしちゃったんだ。

まだなんにも成長してないな、悔しいな
でも来年のこの時期には笑い飛ばせてますように

これから新生活が待ってる人が居たら
是非聴いて欲しいと思う。

ここまで読んでくれた人、ありがとう。