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職歴 ヤギ

そう言えば、私はヤギに縁があるのかもしれない。

始めに働いていた都会の会社は別として、
はじめての出会いは脱サラして移住した沖縄。
ちかくに何匹もヤギを飼っている人がいた(その人はヤギっぽい長いひげを生やしていた)。
たまにヤギを見に行ったり、餌やりを手伝ったこともあった。
そのつながりが元で、「やぎ食堂」の看板を作ったりもした。
沖縄を去ってしばらくして、私の元職場でもヤギを飼い始めたそうな。
ニアミス。

沖縄から本州に移り、少ししてレタス畑に出稼ぎに行った(マスク生活が嫌だった)。
住み込み先の農家でヤギを迎えることになっていて、働き始めて数日後、みんなで子ヤギを迎えに行った。
子ヤギの成長を数か月見守った。

レタス畑から戻り、結婚して引越して、近くの植木屋さんで働きだした。
そこにもヤギがいた。
初めて見たとき、自分がここで働くことになったことに妙に納得してしまった。親方に似て、大きいヤギだった。

今、私の周りにヤギがいない。
牛と馬とたまに羊を見かけるばかり。
ヤギのあの目がちょっと恋しい。

魚のキーホルダにぱくつくヤギ


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