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多度津町 高見島

瀬戸芸の会場となる島の中で水分管理が難しい会場。10月の半ばでも夏日近く気温が上がる。800~1000mlぐらいは飲料を持ち込んで鑑賞されたし。脱水症状や熱中症になっても救急車などすぐに救援は期待できない。たいていの人は高松を拠点とするであろうから高松駅近辺で揃えたほうがいいだろう。瀬戸芸開催中は多度津港近くの自販機は売り切れが目立つ。


TAKAMIJIMAの「T」?

日差しは強い。持ってきた水分量に不安を覚えた。作品のある集落にたどり着くと気持ちは上がった。

空き家に残されたモノたち


お手玉みたいな素材だが、グロい


天井。目玉作成中にSAN値直葬されそう



畳をはがすと……



景色は良好


ステンレス線


見る位置で静かな海や荒れた海を表現




まなうら(眼裏)に十分に焼き付けられた


根はどこから?


ここから






大聖寺の鐘楼門。力士が支えている


ここから砂糖細工


このパネルは砂糖細工ではない
透明な雫が見えているものもある。溶けているということだ
甘い香りよりバラの精巧さに意識が向く
砂糖細工終わり

海のテラスでイタ飯だー。行列30分待ち、スズメバチ一匹ウロウロ、コッチヒヤヒヤ。前方に黒い服着た見学者いるせいだ。コイツ瀬戸芸初心者だな?黒色はスズメバチが興奮するし、香水の香りにも興奮する。オシャレが死につながる。腹減りと危機感が同居する待ち時間だった。

鯛とトマトのマリナーラとグレフルジュース

木陰に潮風と景色。うーん裕福な食事だ。子どもがはしゃぎ回り、段差で転けないか心配だ。別のスリル感も味わえるね(白目)。

人気がなくなり、ホコリが居付き、掃除されて風と光が通り抜ける。作品として相対してもらえるのは家として幸運なのかな?


青写真で形づくられた人との繋がりを表示したらしい。青という寒冷色だが、寒いと感じない。かつて人が集まり、話し合いや宴が開催されていたのだろうな。


作品すべてを写し載せていないが、作者のコメントが如実なので採り上げた。私もここ数年の変化に戸惑うだけだった。


2022瀬戸芸も無事終了したので、私の感想を記す。2013から3年ごとに訪れていたため、高見島に限らず新奇性がなくなってしまった。飽きてしまった。見尽くした。

なまこ壁。

舞台となる島だけでなく四国本土側の港町にも作品が置かれるようになった。多度津港はかつて鉄道と海路の結節点であり、大変賑わっていた。歴史、文化的背景を含めればまだ掘り起こすことができそうだ。港町を通過するのはもったいない。島だけでなく周囲をどれだけ巻き込めるかが今後の課題かもしれない。メディアでは視覚、聴覚しかわからないが、空気、匂い、食べ物の触覚、嗅覚、味覚は現地でしか体験できない。五感全てで体験できるのが瀬戸芸の醍醐味である。ここは推しておく。

たぶん旅行の代金になります。