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上級会員とコミュニケーション能力

 私は航空会社の上級会員(半永久的)を保持している。2度目のうつ病になって仕事に復帰した後ヤケクソで飛行機に乗りまくった。旅行するのに飛行機を使うのではなく、飛行機に搭乗するついでに旅行する感じになっていた。上級会員の条件や取得方法は他の方々が書いているので割愛する。なぜそれを達成できたかというと人付き合いがほとんど無いからだ。(交際費?なにそれ、おいしいの?)航空会社の上級会員には一般会員・一見さんとは比べ物にならないサービスや優遇措置で厚くもてなされる。非日常を味わうに一役買ってもらっている。上級会員には様々なサービス(≒権利)が付与されている。公式サイト見ればサービス内容が明文化されている。航空会社はその中で融通きかせているのだ。

 航空会社による顧客ランクによるサービスの提供はある期間内にどれだけ搭乗実績(ほぼ金額)を積み上げるかで決まる。仕事や趣味の人間関係は立場や生産性で決まるものだし、お願いの通りやすさや便宜の図り具合に大きく影響する。しかし、大抵は明文化されていない。コミュニケーション能力は対人間における交渉力と私は見做している。明文化されていない部分を上手く引き出せるのがコミュ強者と考えると、引き出すのが苦手なのがコミュ障となる。私は引き出すのが苦手な方になる。苦手ゆえ、学生時代や社会人においても割を食いがちで負荷がかかり心身に悪影響する。

 上級会員制度はそんな私にとって”強者”として扱ってもらえるシステムであり、日常と反転した立場を味わえる機会になる。強者だからといって横暴なふるまいしない。悪い客という印象は避けたいし、末永く利用したいからね。

たぶん旅行の代金になります。