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STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR44C オーディオインターフェイス

ライブ配信のことを勉強するようになり、「音の出入口」としてオーディオインターフェースが必要ということを知りました。

そこでUR44Cを使う機会があったので、使い方や感想などをレビューしたいと思います。

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR44C オーディオインターフェイス

まずUR44Cを選んだ理由ですが、何と言っても入出力の豊富さです。

1人で何かするだけなら入力が2チャンネルもあれば十分ですが、コロナ禍で激減してしまったイベント関係を盛り上げるためにライブ配信を活用したいという想いがあったので、複数の出演者が登場することを想定して、できるだけ入力が多いものにしました。

正面には4つの入力(コンボジャック)とヘッドホン端子が2つ
裏面にはライン入力が2つ、ライン出力が4つ、メイン出力が2つ。MIDI端子も(まだ使ったことないです)

もう1つの理由は「32bit/192kHz」の高音質で録音できる点です。

と言ってもこちらはまだあまり活用したことがないです。映像制作するときなどは音声は16bit/48kHzですし、私は楽器などをレコーディングすることもないので、そういう意味では宝の持ち腐れかもしれません。

ですが、大は小を兼ねるといいますか、余裕があることに越したことはないと思います。いつか高音質のレコーディングも活用したいですね。

ここからは実際に使ってみた感想や現場での運用方法などをご紹介します。

まずいきなり残念な結果ですが、ライブ配信での音の出入口として準備したUR44C、実はライブ配信にオーディオインターフェースが運用しずらいことが分かりました。その話は長くなるので次回にしたいと思います。

それではUR44Cを準備したことが無駄だったかと言えばそうではなく、様々なケースで活躍しています。

まずは動画撮影で使うケース。

私はもともとイベント関係に携わっていた人間なので、ステージ的なものを撮影することがあります。

その際、PAでミックスされた音をモニターアウト等からUR44Cにもらって、パソコンでも録音しつつ、UR44Cのアウトからカメラに音を送ってやるという使い方です。

パソコンで録音するのはカメラ側で上手く音が録れていなかった時の保険みたいなものですが、2重に録っておくことで安心感がグッと増します。

その際、チャンネル数の多さを活用して、PAとは別にマイクから拾った音声などもUR44Cに入れてあげることができますね。

撮影後、音声のみ録り直す必要が出て活躍するUR44C

次は、ナレーション録りをするケースです。

これまでナレーション等を録るときは、仕事で使っているミキサーを出してきて、パソコンとつないで録音していました。

UR44Cと同じくらいの入力数を持つミキサーですが、大きさは倍ほどあります

ただ、ミキサーは大きくていちいち準備するのも面倒でしたし、ライン入力端子がないノートパソコン等ではこの方法は使えませんでした。

UR44CはUSBでつなぐだけなので、パソコンを選ばないですし、音質も良くなったので、非常に使い勝手が良いです。

「音を録る」という行為に対して、すごくハードルが下がったように感じます。


その他にも、小規模なイベントでミキサーとして使うこともできますし(パソコンかiPadがあれば細かい調整もできます)、DIの代わりのようにして離れた場所にバランス接続で音を送ってあげることもできます。

前回紹介させていただいたパソコンからバランス接続で音を出す方法も、そんな使い方のひとつですね。

最初は、パソコンで高音質で音を録る機械、というイメージだったオーディオインターフェースですが、いざいろいろ使ってみて、様々な活用方法があることに気が付きました。

1台持っていて損はない機材だと思います。


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