クロマキーの抜けが悪い→カメラのピーキングが原因でした
こんにちは。今回はクロマキー撮影した際に起きたちょっとしたハプニングのお話です。
一応説明しますと、クロマキー合成とはお天気予報などで良く見る合成手法で、グリーンバックという緑色の背景を準備し、スイッチャーで緑色だけに別の映像や画像を合成させると、異なる2つの素材を合成させることができるというものです。
対象をキレイに切り抜いてあげようとするとグリーンバックのしわや照明の当て方などに気を使ったり、結構大変だったりします。
でも、とりあえず抜けてればOKぐらいのレベルでしたら、意外と簡単にできます。
・・・簡単にできるはずだったのですが。
ある現場で何故か全然うまく抜けず、対象の輪郭がずっとジラジラするという現象に遭遇。
クロマキーのレベルや、照明の当て方など調整してみるのですが、一向に直りませんでした。
ちなみにこの時使っていたスイッチャーはV-8HDです。RolandのスイッチャーはBlackmagic DesignのATEM等に比べるとクロマキーの抜けが若干劣るのは知っていますが、
今回はそういうレベルではなく、全然使い物にならないレベルの抜け方でした。
結局、調べているうちに判明した原因はなんとカメラのピーキングでした。
ピーキングは、撮影している対象にピントが合っているかどうか確認する機能です。
これが悪さをして、スイッチャーのクロマキーの抜けを混乱させていたようです。
ちなみに、この時はカメラのHDMI出力から映像を出していたのですが、ピーキングをHDMI出力にのせるかどうかは選択することができ、当たり前ですがHDMIにのせないように設定していました。
つまり、HDMI出力にピーキングが反映されているかどうかに関係なく、カメラ本体でピーキングをオンにすればスイッチャーのクロマキーに悪影響を及ぼすということです。
これはちょっと盲点でしたね。
さて、この現象、たまたまカメラとスイッチャーの相性が悪かったから起こったのでしょうか?
それとも、どんな組み合わせでもピーキングをオンにするとクロマキーに影響するのでしょうか?
時間ができたらちょっと検証してみようと思っています。
というわけで、クロマキー撮影の際に起きたちょっとしたハプニングのお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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