おすすめDVDオーサリングソフト TMPGEnc Authoring Works
TMPGEnc Authoring Works
ティーエムペグエンクオーサリングワークス
今までPowerDirectorというソフトを使ってDVDを制作していたのですが、細かいところでいくつか不満が出始めました。
もっと良いDVDオーサリングソフトはないかな？と思って調べてみたところ、非常に高い評価を得ていたのがTMPGEnc Authoring Works(以下TAW)でした。
メニューが細かく編集できる
まずPowerDirectorで不満だったDVDメニューのカスタマイズ。TAWでは凝った編集が可能です。
例えばPowerDirectorではルートメニュー(トップメニュー)とトラックメニューどちらも必ず設定する必要があるのですが、
TAWではトラックメニューだけにすることも可能です。こうするとあまり意味のないトップメニューを削れるので、シンプルにまとめることができます。
DVDの画質がいい
これが決め手となったポイントです。DVD化する際に画質の劣化が抑えられていて嬉しいです。
せっかく一生懸命編集したのに、DVDを制作したら想像以上に画質が落ちていてがっかりという経験をしたことがあります。
それ以来、画質劣化を少しでも抑えられるように細々とした努力を重ねているのですが、
TAWを使用するようになって、画質的にも納得いくものが制作できるようになりました。
YouTube等に比べるとDVDはアナログ放送並みの画質ですので、限界はあります。
それでも少しでも綺麗な映像をお渡ししたいというのが作り手の想いですので、そういう意味ではTAWを購入して正解だったように思います。
音声フィルターが便利
また、TAWには音声フィルターという機能があります。音量を調整したり、ノイズを除去したりといった機能があります。
この機能の音量調整が個人的に重宝しています。
というのは、YouTube納品とDVD納品の両方を頼まれた場合、２つのメディアではちょうど良い音量がちょっと違います。
YouTube用の音量でDVDを作るとうるさくなってしまいます。
動画を2種類用意すれば済む話ですが、YouTube用の動画を作成したあとに、TAWに読み込んでその動画を音声フィルターで音量調整してやれば、ひとつ作業が減らせます。
プレビューの音声は問題あり？
ここでひとつ不満点があるのですが、音声フィルターをかけてもプレビューの音声に反映されません。
本当であれば音量調整をすればTAWの編集画面上で再生した音声も変わるはずなのですが、何も変わりません。
なんとかできないか調べましたが、残念ながら仕様のようです。
仕方ないのでいつもいったんDVDを作成して音量チェック→もう一度DVD化を繰り返しで仕上げています。
画質も補正できれば嬉しい
欲を言えば音声だけでなく簡単にでいいので画質も補正できたら良かったなと思います。
例えばFHD(1920×1080)の映像をDVDにするとSD(720×480)の画素数になってしまうのですが、
元の動画を比べると画質がぼんやりした感じになったり、時には色味も少し変わったりします。
少ない画素数の映像を引き延ばしているので仕方ないのですが、こうなることをふまえて少し画質を補正できれば多少は本来の映像を再現できます。
簡易的な補正でもいいので、音声フィルターのように映像の方もシャープネスや彩度などを少し変えることができれば嬉しかったですね。
最新版が出ていることの素晴らしさ
ソフトの内容とは関係のない話ですが、ちょうどTAWを購入しようとしていたときに最新版のバージョン7が発売されたときでした(2023年3月発売)。
DVDは随分昔に作られたものなので、徐々に色んなところで対応されなくなってきています。
例えば、Windows 8以降はDVDをデフォルトで再生できなくなっています(ソフトがあればできます)。
PowerDirectorでも最近のバージョンではドルビーデジタルに対応しなくなったのも、もうDVDはいいよね？っていうことなのかもしれません。
そんな中、令和になってもDVDオーサリングソフトを開発されているペガシスさんは素晴らしいと思います。
数少ないものの根強いDVD需要を支えてくださっていますね。
総評
私の中ではDVDオーサリングソフトはTMPGEnc Authoring Worksで決定かなと思っています。
多少値は張るかもしれませんが、DVDを制作される機会のある方にはおすすめです。
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トイボックスではDVDの制作をはじめ、映像の撮影や動画編集などを行っております。
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