消費から、自分への投資へ

日本人に「10万円の使い道は?」と問えば、何もなければ「貯金する」という回答が一番多いと思います。

今回はコロナのことがありましたので、真面目な日本人は周りの人のことを考えて、何らかの消費に使う人が多くなるとは思いますけども。

ちなみに私なら、以前は「投資する」と即答していたと思います。

この場合の「投資」とは、通常の意味での「投資」であり、つまり「金融商品への投資」なんですね。

しかし今回の私は違います。

なんと、初めて「自分への投資」にチャレンジすることにしました。

電子書籍を出版し、その表紙のデザインを依頼することにしたのです。

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この電子書籍の表紙をCOMOLYさんに依頼しました。

COMOLYさんのnoteはこちらです)

率直に申し上げて、対費用効果のみを考えたらものすごい赤字になります。

これは表紙のデザインがどうという問題ではありませんで、仮にものすごい巨匠と私がお友達で2~3千円ぐらいで描いてもらったとしても、やっぱり効果はないわけですよ。

何故ならこの場合、お客さん(?)は「表紙だけ保存し終了、電子書籍自体は売れない」という話になりますから。泣。

(そもそも有名人ではない私の電子書籍が、売れるわけないですやん)

しかし私はそのことを考慮した上でも、このお仕事を依頼しました。

これは「自分への投資」に相当すると考えたからです。

この「自分への投資」とは「仕事を発注する側になる」という経験です。

今までは従業員や業務請負で、ほぼ「仕事を頂く立場」での経験しかありませんでした。

(雇われた会社様で業務として発注を依頼したことはありますが)

そしてもう一つ、現在私はCOMOLYさんに「お仕事を頂くひきこもり当事者」の立場でもお世話になっております。

COMOLYさんには大変失礼な話だとは思いますが、私にとって「COMOLYさんが信用できる業者さんか否か」という判断の基準として「仕事を依頼する側の立場に立った時にどうなのか」という視点を加えることができます。

結果はと言えば、迅速なご対応とさらにいろいろご相談にも乗って頂いたことで、大変お世話になったわけです。

COMOLYさん、ありがとうございました)

今現在の私の「自分への投資」の効果と言えばこの二つですが、これからもっといろいろ回収していくことを考えています。

さて、この「自分への投資」について。

例えばラーメンの食べ歩きが趣味の人なら、その趣味が高じて「自分でお店を出したら繁盛した」とか、あるいは食べ歩きの記録を「ブログに書いて広告貼ったら収入が得られた」とか、そういう形で回収できると単なる消費ではなく「自分への投資」に昇華できたことになるでしょうけども。

そこまでいかなくとも、例えば「家族にラーメンを振舞ったら家族が笑顔になり、その笑顔を見て自分も笑顔になる」というのも「自分への投資」に相当すると私は考えています。

さらに言えば「美味しいラーメンを食べることで仕事が捗った」というのも「自分への投資」でしょう。

つまり「自分への投資」の効果はその人次第である、とも言えますね。

だから昨今の「節約を賛美し過ぎる空気」もどうかと個人的には思っています。

無駄を省いて節約する行為自体は良いものですが、たまに他人の消費を無駄遣いだと決めつけて貶しまくる人がいるんですよね。

無駄遣いかどうかはその人次第ですし、もしかしたらその人にとっては「自分への投資」なのかもしれません。

他人の消費を貶しているばかりになると「自分への投資」ができなくなりますから、そういうことはやめた方が良いと私は考えています。

今回の10万円で、新たな人生の扉が開いたという方もおられると思います。

私もその中の一人でありたいものですね。

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