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祈りを込めても届かない

夏のさなか
毎年通る日
この静かな灯籠
揺れる水面

遠い昔の話ではない
終わってすらもない
出来事
(悲惨さは繰り返しいる)

怒りよりも深く
悲しみよりも重い
祈り

それは

愚かな人間には
いまだ届かず

だから

暑いこの1日
忘れないように
晴れ渡った空を見上げる

儀式にはならない
血肉にするために

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