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JDLA(日本ディープラーニング協会)合格者の会 松尾教授特別講義

ディープラーニングG検定の合格者に案内されていた特別講義に参加しました。趣旨は、協会からの説明を引用すると下記のとおりです。
「合格者の会は日本ディープラーニング協会が実施するG検定およびE資格の合格者が一堂に会するイベントです。合格者の皆様に継続的な学びの場を提供し、また合格者間のネットワークを広げることを目的に開催するものです。」

2時間のオンラインでの視聴でしたが、松尾豊教授の特別講義のほか、賛助会員講演では、華為技術日本やデロイト トーマツ コンサルティングの方の話も伺えました。

今回の講義で個人的に心に残った点を記載しますが、1年ほど前に松尾教授が香川県で話された内容も含めて書きたいと思います。

・松尾教授やその他の賛助会員のスピーカーの方も、技術をどのようにビジネスに活かすか、どのような人材であればそれが可能か。という点についての内容が多かったのが印象的でした。G検定自体、技術のビジネスへの応用について、比較的大きな配分があったと思います。

・AI、ディープラーニングのモデルが作れたとして、それだけでは機能しないので、機械、マシーンとの組み合わせが重要となります。具体的には高専の学生がAIを学び、機械と組み合わせていくような流れがすでに出てきています。モノづくりの強みがある日本では、重点が置かれるべき流れです。

・上記とも関連しますが、日本のAI技術への理解、投資、人材は、アメリカや中国といった諸外国に対し、後れをとっています。日本が巻き返していくためには、モノづくりとの連携の他に、「食」の分野は可能性があります。世界を見渡しても、日本ほど食への興味、知識が多い国はそれほどないからです。

講演で伺った松尾教授の話は非常に参考になりましたが、松尾教授が書かれた本もおすすめで、AIについての入門の話が分かります。

第三次ブームに至るまでの松尾教授たちの苦労、今の時代の状況に対する認識等も知れる内容となっています。

最後に、これは冒頭での検定のレポートの中での話でしたが、検定への受験者数、合格者数ともに東京都の割合が圧倒的に多いことが示されていました。AI技術は、様々な課題のある地方においても重要な技術となると思うので、今後も、地方でのITやAIの活用について考えていきたいと思います。

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