Lightning 自動有効化は怖くない! よく聞かれる6つの質問を5分で解決

おはようございます! furu_showです。
Salesforce Advent Calendar 2019 に勢いで参加し16日目の記事です。
今回初のBlogということで、まず「ブログの書き方」をブログでみて勉強して、緊張しながら書いています。あたたかい目でみてください。

0.はじめに

2015年に登場したLightningですが、すでに全世界でSalesforceをご利用いただいているお客様のうち半数以上がLightning ExperienceのUIでSalesforceをご利用いただいているという状況です。Dreamforce2019の発表内容や、製品のアップデートもLightning Experienceにフォーカスしており、ユーザの利便性向上を実現する機能もどんどん標準機能として提供しています。

2020年1月7日にそのLightning Experienceですが、組織で自動有効化されますよね。待ち遠しいです!
しかし、「え、自動有効化?」「強制的に全員Lightningしか使えなくなるの?」「うちの組織、Visualforceとか使っていて、準備まだだよ!」などなどたくさんの質問を受けます。

ご安心ください!!

今回は本当によく聞かれる6つの疑問を5分で解決していきます!それでは早速スタート!

1.Lightning Experience自動有効化はUIの強制切り替え!?

「Lightning Experience自動有効化」と聞くと、「え、強制的にUIがLightningになるのは困る!まだ準備できてない!」とおっしゃる方が多いですが実は違います
Lightning Experienceにアクセスする権限がないと、そもそもLightning Experienceに切り替えることはできません。
言い方を変えると、どんなにLightningにアクセスしたくても、その権限がない人はLightning UIにアクセスすることすらできません。

で、「じゃあ、この自動有効化って何?」ですが、UIを強制的に切り替えることではなく、権限があるユーザの画面上部に「Lightning Experienceに切り替え」というリンクが表示される。だけなのです。

今回の自動有効化は、「組織の設定において[Lightning Experienceを有効化する]をONにする」のみであり、UIの変更はこの自動有効化では実施されません。また、これまでのUI (Aloha UI)にユーザ自身で切り替えることが可能でこれまで通りのUIで利用していただくことも、もちろん可能です。

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2.誰がLightningへアクセスする権限を持っているの?

これは、[Lightning Experienceユーザ]権限を持っている、選ばれた人しか持っていません。システム上ではユーザが割り当てられているプロファイルの権限で確認ができます。選ばれた人かどうかは事前に確認をしましょう。

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3.なんでUIの強制切り替えだと思っていたのだろう?

これは[Lightning Experienceを有効化する]がONになると、様々なLightningを促進する機能が自動でONになり、そのうちの1つの機能がそう思わせているのです。

[自動でONになる機能]
・歓迎メッセージ
・「今すぐLightning Experienceを試そう」プロンプト
・「使い慣れた機能がLightningでさらに便利に」プロンプト
・Lightning Experienceで作業するようにユーザの意欲を喚起する

これらはユーザをLightningに慣れさせるためのとても強力な機能です。これはオンボーディングの際に是非使っていただきたい機能です。

この中の「Lightning Experienceで作業するようにユーザの意欲を喚起する」がデフォルトだと週1回、Lightningへのアクセス権限があるにも関わらずAlohaUIで利用しているユーザのUIをLightning UIに切り替えるという挙動を起こすのですが、これが「自動有効化=強制UIの切り替え」と思わせてしまっているのだと思います。これはあらかじめ調整することが可能です。

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4.自動有効化まで待機ですか!? VisualforceやJavaScriptボタンの調整までもう猶予はないですか?!

いえ、違います。むしろ、自動有効化を待たなくても今すぐに組織の[Lightning Experienceを有効化する]をONにして諸々の調整が可能です。
まだLightningへの切り替え準備期間が必要ならば、例えば、切り替えリンクを表示させたくないのであればカスタムプロファイルを作成して割り当て直せばいいですし、リンクは表示させてもいいのであれば「Lightning Experienceで作業するようにユーザの意欲を喚起する」を調整しておくだけです。
その後、しっかりとLightningへの切り替えを進めましょう。

5.どうやって切り替え(有効化)していけばいいの?

システム管理者の方であればアクセスできる、設定にある「Lightning Experience切り替えアシスタント」からONにすることができます。流れとしてはこんなイメージをオススメしています。

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6.Lightning切り替えで注意すべきポイントや学習サイトは何があるの?

Lightningへの切り替えについては こちらの記事 でもLightning Championより紹介いただいていますので記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。合わせて、有効化する際にいくつか注意する点もあります。
下記に該当する方は、これから紹介する3つのサイトをご確認いただくことを推奨します。

・IE11を利用している
・メモ&添付ファイルを利用している
・JavaScriptやVisualforceページを利用している

[オススメサイト]
・Lightning Experienceについて学びたい:
学習マップ LIGHTNING EXPERIENCEへの道のり
これは、ヘルプサイトやTrailheadへのアクセスが可能なハブサイトとしてご利用いただけます。

・動画でまとまったサイトを探している:
Lightning Experienceの切り替えについて学ぶ 
ここでは切り替えについてや自動有効化に関してのさらに詳しい情報を長編・短編含めた動画形式で紹介しています。

・Premier Success Planを契約している:
アクセラレータを活用
このサイトは、Premier Success Planにご契約のお客様がご利用いただけるアクセラレータを確認することができます。
*アクセラレータについては こちらの記事 も参照ください。

7.最後に

ここまで話をした内容はこちらの動画 (Winter’20 重要な更新:Lighting Experience の有効化を紹介する短編動画) でご紹介もしています。
*キャプションで日本語字幕も選択可能です。

自動有効化は強制UIの切り替えを実施するものではありません。
また、自動有効化のタイミングを待たなければならないというものでもなく、今すぐにでもONにして調整をしていただくことが可能です。

それでも怖いという方は、まずは検証環境(Sandbox)で有効化してみて業務プロセスが実施できるかを確認しましょう!
相談したいときは、Trailblazer Community (「Lightning Experience 日本」グループ) へぜひご投稿ください!

次は(いつかは確約できませんが)、ご要望があれば「 新しいSalesforce モバイルアプリケーション」の話を書こうかと検討中です。気長にお待ちくださいー。

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