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Japan Dreamin' 2020 ~ Japan Dreamin' でどんな夢をみましたか?~

こんにちは、furu_showです。
2020年1月25日 日本の全Salesforce Trailblazer Community グループが年に1回共同開催をするイベントJapan Dreamin'にお声がけいただき参加してきました。
当日は1つセッションでスピーカーをさせていただいたり、海外のスピーカーの通訳や対応を行なっていました。
こちらのnoteではそんな私ならではの目線(参加者目線&スピーカー目線)で当日の雰囲気を共有したいと思います。
*セッション内容については「@Japandreamin」「#JapanDreamin」でTwitter検索していただけるとたくさんでてきますので、詳しくはそちらをご覧ください。
*引用元はTwitterアカウント名で記載しております。あらかじめご了承ください。

Japan Dreamin'とは

Japan Dreamin’ は Salesforce のコミュニティカンファレンスです。ビジネスユーザ・システム管理者・開発者・アーキテクト・マーケター・Salesforce 社員・Salesforce に関わる全ての人が組織や役割を超えて繋がることのできるイベントです。国内外の著名スピーカーによるセッションの他、ハンズオンや参加者同士が楽しめるアクティビティをお届けします。

Japan Dreamin' はSalesforceに携わる全ての方が対象になるイベントです。また、これはSalesforceのコーポレートイベントではなく、運営から当日の対応まで全てコミュニティグループのみなさまが主催されているというイベントで、社員ながらこの規模のすごさに終始圧倒されていました。

Salesforce Trailblazer Communityグループ

Salesforce Trailblazer Communityとは
定期的に開催されるMeetup・勉強会、交流イベントなどのオフラインイベントを通して知識や経験を学び、trailblazer.salesforce.comにあるSalesforce Trailblazer Communityサイトを利用してオンラインで知見を共有したり、助け合ったりしながら、より効率的で魅力的なSalesforceの活用方法を知る事ができます。

グローバルでは85ヶ国以上、1,300以上のグループが存在しており、Japan Dreaminのような大きなカンファレンスは30回以上、1~3日間にわたって開催されています。

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- Alex Pisani, Senior Community Manager Salesforce.com 資料より

日本でもシステム管理者向け、ユーザ向け、開発者向けという役割別や、SalesforceのID・パスワードを持っている既存顧客限定しか入れないグループ、さらに地域別など様々なコミュニティグループが存在しています。
基本的に活動は全てコミュニティで実施されており、中には自発的に個別のイベントを開催して勉強会を開催するというような活動をされていらっしゃる方もすくなくありません。

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(Salesforce.comが把握している全グループはこちら)

当日の運営や対応されている方達は誰?会場の様子は?

運営メンバー
事前登録数300を超える規模のイベントですが、運営はこの方々。

- Yuka_23_www 様の投稿より引用

当日の対応メンバー

当日の様子を、Sadahiro Suzuki様が投稿されていらっしゃいました。
ここにいる方全て、コミュニティグループの方々であり、ここにいらっしゃるのはその中でも率先して運営・対応をボランティアとして手を上げていただいた方というからさらに驚きです。私は通訳手配もあり朝から現地にいましたがそのボランティアの人数の多さに圧倒されました。おそらく30名以上いらっしゃったのではないでしょうか (48名だそうです)。誰一人受け身ではなく、「次何しましょう?」「これこうした方がいいですか?」など自ら声をかけて動かれているあたりが印象的でした。

(参考 - スピーカーとして参加された海外の方の所感)
ヨーロッパでこの規模のDreaminイベントだと大抵10名くらいとのことで、ボランティアの多さにも驚かれていました。

会場の様子
当日の会場の様子を撮影するのを失念してしまったのですが、Salesforce のサステナビリティに賛同いただき、マイボトルの持参(ウォーターサーバーの設置)やマイ箸の持参を参加者全員に連絡されていました(協賛ではなく、賛同の意だと思います)。スクリーンショット 2020-01-26 14.52.54

(参考 - スピーカーとして参加された海外の方の所感)
ヨーロッパだと、まだまだサステナビリティへの意識は高くないようです。道路のゴミ箱も分別されていなかったりするそうですが、それは意識の問題ともおっしゃっていました。例えば日本だとエスカレーターに乗るのに1列に並んだり、ゴミの分別をすることを当然のように行なっていますが(エスカレーターについては賛否両論あると思いますが)、その方の地元だと我先にエスカレーターに乗るそうです。「日本人はとても意識が高い。だから好きになった」とおっしゃっていました。

スピーカーとしての参加

当日までの流れ
お声がけいただいたのは年末くらいだったでしょうか。
「Salesforce社からみたコミュニティの価値をお話いただきたい」という依頼で、何を話そうか迷ったのを覚えています。
準備はあっと言う間に進んで行き、やりとりは全てQuipというドキュメントツールを介して実施させていただきました。進捗管理、質疑応答を全て一元管理できたので、私としてはとてもやりやすかったです。

当日
事前に「接続端子はこれ」や「何分前までに現地に来てね」など詳細な情報をいただいていたので何の不安もなく当日を迎えました
私が業務でもイベントを開催する側だったりするので、今回実際に「登壇者」としてお声がけいただいて様々な"気づき"もあり大変勉強になったなと思っています。
自分に足りなかったフォローをしっかりされていたのでとても安心してスピーカーができました。このnoteをご覧になられている方で、次回スピーカーの依頼を受けたとしても、自身のコンテンツ作成に集中できるということだけはお約束します

私にとってのコミュニティを漢字一文字で

お声がけいただいた私のセッションですが、会社としてのコミュニティとか色々話ましたが、私が一番言いたかったのはこのスライドです。
スクリーンショット 2020-01-26 13.25.14

夢を見ることから全ては始まると思います。
夢は目標に変化しますが、その目標と現状とのギャップがあることに気づきます。「一人ではどうしようもない」「今までやっていない」「やり方がわからない」。独りで考えているうちに自分でリミットを決めてしまい、諦めることも少なくないでしょう。

コミュニティは”Salesforce”という「共」通言語を通じて、「共」に学び、「共」に成長することで自身のSuccessを見つけ出すことができる可能性を秘めている場所だと私は思います。


私が感じるのは、コミュニティは仲良しこよしの集まりではないということです。様々な考えを持った人、立場の人が共存しています。ただ、そこには"Salesforceのコアバリュー(Trust / Customer Success / Innovation / Equality)"に共感いただいているという共通点があります。

Japan Dreaminという場は、まさに「夢」を見る場であり、昨日様々な最新情報を得ることで「え!?こんなことができるの?」「こういうこともできないのかなぁ」のような感情(夢)をうむ場だと思います(これを私はInnovationだと思います)。その「夢=目標」ができたときに先に述べたような状況に陥るでしょう。その時に、独りで考えてリミットを決めて諦める前に、是非Salesforce Trailblazer Community グループイベントに参加してみてください。その目標が現実になる可能性があるかもしれません。

他のセッション

30以上のセッションが存在しており。○ラえもんの「半分こ刀 (ドラえもん秘密道具データベースより)」を誰か発明してくれないかと切に思う1日でした。

朝の基調講演
Salesforce.com 執行役員の仲澤よりカスタマーサクセスと題して"いつもながら"しみじみ感を含めて「7ドメイン」を紹介。システム管理者や開発者がユーザ部門やベンダーの間でよく聞くであろう質問に対してどのような回答をするかという実例と合わせた7ドメインの説明は社員ながらわかりやすいなと思いました。

システム管理者基調講演
先ほどのTwitterを引用させていただいた、NTTテクノクロス社の鈴木様による講演。スペシャルゲストとして、Satomiura_kyodo様(Teachme Biz様のこの記事も良記事です)やSayaka Chiba様の体験談を聞きながら、一番後ろの真ん中で胸が熱くなっていました。
そんな後に登場したのは、身内をちょっとだけネタに使いながら、「私が考えるカスタマーサクセスは業績を上げることもそうだが、個の成長・キャリアの成功」と語るBNK。全てその一言に詰まっていましたね。

各セッション
今回、システム管理者向け、開発者向け、海外スピーカーという大枠がありつつ、スポンサー枠やランチセッションなど、本当に様々な立場の方のセッションがあったなと思いました。中には自身のキャリアの話をされている方もいらっしゃり、新しい一面を知ることができたような気がします。
また、サステナビリティをテーマにしたセッションも用意されており、当日現場での取り組みだけではなく賛同いただいているのだなと実感しました。
私からは海外のスピーカーの方の内容をちょっとだけピックアップして紹介します。

・フローを活用した複数レコードの更新 - JodieM
こちらのTweetから当日話された内容をYoutubeで確認できます! 

・Social Studioの活用について - Ines Garcia
セッション後、SocialStudioで、どのくらいJapanDreaminが盛り上がっていたかを紹介していました。

・IdeaExchangeとKnownIssueの仕組みについて - Carly & Scott
いよいよIdeaExchangeがLightningの力を得て、生まれ変わります・・近い将来。という話。Demoでは「Idea記載後のコメントに画像を埋め込んだり、太文字にできたりする。Muteして不要なメール通知をなくす。」などまさにLightningのChatterの話をしていました。また、KnownIssueサイトの改善についても対応中とのことでした。(全てForward-looking Statement)

懇親会

諸先輩がいらっしゃる中、またコミュニティのみなさまがいらっしゃる中で大変恐縮でしたが乾杯の音頭を取らせていただきました。
懇親会では、たくさんの方とお話できて刺激的な時間になりました。

私事ながら、かつて活用支援を行なっていたお客様とばったり会って「ご無沙汰しています!実は先日Salesforceとは関係ない基幹システムの大幅改善に伴うリリースを行なったのですが、その問い合わせ対応をプロジェクトチームがExcelで頑張って作っていたところ前日にぶっ壊れまして、30分くらいで問い合わせ管理アプリを閃いてLightningで作っちゃいました。あはは」と笑いながら話しかけてもらったのですが、あまりの凄い話に驚いてしまい、ちゃんと反応できなかったことが悔やまれます。
ちなみに今その方は、社内の方にSalesforceを教える立場になられており、コミュニティイベントには結構参加されているということでした。あの時からコミュニティ、コミュニティうるさかったんですかね、私。

最後に

今回も長々と書いてしまいましたが、次回スピーカーとして初参加される方、何かを手配する方にとって少しでも体験者として当日の雰囲気が伝わればこれ幸いです。

このような素晴らしいイベントを企画・運営された運営メンバーのみなさま、当日のボランティアのみなさま、とても刺激的で素晴らしいコンテンツを提供されたスピーカーのみなさま、Japan Dreaminに関わられた全ての方に「ありがとう」と言いたいです。

これはコミュニティに参加する効果を個人に視点をおいてアンケートをとった結果らしいのですが、全てにおいて私自身もYesだなと思いました(雇用機会以外)。
また、次のコミュニティイベントで皆さまとお会いできるのを楽しみにしています!!
-Salesforce Trailblazer Community イベントカレンダー

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- Alex Pisani, Senior Community Manager Salesforce.com 資料より

みなさんは、今回のJapan Dreaminでどんな夢をみましたか?

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