整体道

一人の整体師がたどり着いた足跡　～整体師を目指すこれからの人へ～

はじめに

　　日本における整体は、国家資格ではなく医療行為ではありません。いわゆる一つの民間療法で、医療類似行為とされます。
　従って病気を治すことはできません。しかし、実際には私の整体院には病院や接骨院と言った医療機関で症状が改善できなかった多くの方が来られます。そういった意味では、それを必要としている方がいるということになります。
　　実際多くの来院者の方を改善に導くことができたことは、整体師として、この上ない喜びです。今後も一人でも多くの方の役に立てれば幸いです。
　　ここで、私の考える整体の定義を述べると、その目的が手技により体を整え、痛みや辛い症状を改善するものということになります。
　　従って、単なるもみほぐしやリラクゼーションと言った行為は整体とは異なると思います。
　　私の施術する整体は中国発祥の推拿と言われる中国式按摩を基本として、その他の療法の優れた点を取りれ、更なる独自の創意工夫を加えたものです。
　今回この書を残す理由は、これまで培った整体師としての考えをまとめ、今後整体師として活躍される方の参考になればと思ったからです。
　ここで書いていることはあくまで私の考えであり、異なるご意見もあるかと思います。
　また、実際の施術や専門用語については、言葉で伝えられるものではないので、師事して習得されますようお願いします。

目次

１．なぜ整体をするのか？

２．初施術の場合

３．再施術の場合

４．施術時間と内容

５．骨格矯正について

６．指から受ける感覚の大切さ

７．各部位の施術におけるポイント

８．整体師自身の体調管理

９．言葉による説得力

１０．信頼関係を築く

１１．お金について

１３．大事なこと