大きいノートが似合うね。
「大きいノートが似合うね。」
と言われて枕は缶コーヒーを啜った、にやつく顔を隠す為だった。
ここ数日、他部署の業務支援をしている。
普段はフロアやカウンターでの接客が仕事だが、支援先はデスクワークだ。
枕の仕事は店内を歩き回る事も多い為、ポーチに収まるメモ帳を使っているが、支援先に持って行くのを忘れてしまった。
代替案で常に持ち歩いているA4のアイデア帳をデスクに持って行った。
シンプルな紺のノートカバーを付けてあり、体裁は辛うじて整っていたが、内側は種々雑多なステッカー