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礼文島コンシェルジュ/観光スポット #5 礼文岳

『礼文岳』は、島内最高峰の標高490mの日本一低い高山帯の山として知られ、主に中生代の地層で構成されています。
お隣の島の利尻山(1721m)よりも低い山ですが、その山容は、フェリー船上からも見ることができます。

『礼文岳』は、山頂まで比較的ゆるやかな登山コースが設定されている山で片道約4.5km、所要時間は、2時間30分ほどで気軽に登れます。しかし、気候が荒れると危険なことがあるので安易な気持ちで登るのは厳禁です。

山は、標高350mあたりからハイマツ帯となり”森林限界”(背の高い木々が生育できない高山帯)に達します。
また、登山コース上には、トイレ、水場はないので事前に飲食物を用意しておく必要があります(登山口の20~30m北側に公衆トイレがあります)。

礼文岳登山口

下りは、約1時間30分かかります。コース上は、ガレ場(岩がゴロゴロと積み重なった場所)が多いので注意が必要です。
また、コース脇では、多くのキノコ類を観察できるユニークさでも知られています。

コース脇のキノコ

山頂部には、ガンコウランやハイマツが多く分布していますが、1960年代頃までは、キバナシャクナゲやウルップソウが群生していました。しかし、盗掘により絶滅しています。

山頂より西海岸を足元に見て360度のパノラマ絶景が楽しめます。
スコトン岬やゴロタ岬、トド島まで遠望できますが、やはり圧巻は、なんといっても利尻山(1721m)の雄姿でしょう。
天候が良くて視界が良ければ、天売・焼尻島そしてロシアのサハリン島まで望むことができます。礼文島が''国境の島''であるのを感じる一瞬です。



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