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離島観光、新時代へ。初の4000㌧型フェリー『アマポーラ宗谷』

日本百名山の一つに数えられる『利尻山(1721m)』その頂上付近に咲く利尻島固有種の黄色い高山植物『リシリヒナゲシ』。スペイン語で“ヒナゲシ“は、“アマポーラ“と呼ばれます。この名前を冠した最新鋭フェリー『アマポーラ宗谷』が2020年(令和2)2月に就航しました。利礼航路初となる4000㌧級型のフェリーです。

船体前部には、『1等アイランドビューシート』という“客船並みの船室“が設けられました。その名が示すように稚内港から乗船すると利尻島(利尻山)や礼文島の島影を眺めながら船旅を堪能できます。船内には、他に『キッズルーム』『ベビールーム』(ポケモンのアローラロコンやロコンがデザイン)が設置されファミリー旅行にも対応。さらに最近のペットを連れた旅行者のために利礼航路としては初めてとなる『ペットルーム』も新設されています。

最近の旅行スタイルの多様化に対応すべく様々な船室バリエーションを持つ『アマポーラ宗谷』
離島観光は、この『アマポーラ宗谷』の就航で“新たな時代“を迎えたと言えそうです。

2020年(令和2)就航『Amapola Soya』
稚内港

『アマポーラ宗谷』(新造船)
総トン数 4265トン
■全長 96.55m
■全幅 15.00m
■航海速力 19.45ノット
■旅客定員 550名(夏期)/495名(夏期以外)
■車両搭載能力 8㌧トラック21台/乗用車 53台
■就航 2020年(令和2)2月~就航中

利尻島・鴛泊港
”客船並みの船室”~1等アイランドビューシート/写真出典:ハートランドフェリーHP
”静かに足を伸ばしてリラックス”~1等和室/写真出典:ハートランドフェリーHP
”アマポーラ宗谷だけの船室”~2等指定席/写真出店:ハートランドフェリーHP
”利礼航路初のキッズルーム”~ポケモンの世界
”家族の一員と一緒に島旅へ”~ペットルーム/写真出典:ハートランドフェリーHP
大正~昭和~平成~令和と観光客を迎えてきた利尻島と礼文島。これからも”北の海のランドマーク”として島を訪れる人々を見守り続けるに違いない/写真は昭和40年代の就航船甲板より利尻島を眺める観光客

参考・引用文献
・ハートランドフェリーホームページ

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