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AIに負けない人間力

こんにちは!
突然ですが皆さんは、AI(エーアイ)はご存知でしょうか?
最近では耳にすることが多くなったAIという言葉ですが、詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか?
今回のnoteはそんなAIに関するものとなっています。


AIとの出会い

私が初めてAIという言葉を耳にしたのはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画シリーズ「ターミネーター」でした。
これは大きくは「暴走するAIと人間の戦い」をテーマにした映画で、AIが人間の脅威になっているというものなのですが、公開されたのはなんと1984年!まだAIが技術的にも世間的にも一般化されていない時期に制作されたのです。

AIはターミネーター1作目の映画公開から35年経過した今では、一般的になり、身近なものとなっています。
例えば、iPhoneに搭載されているsiriやお掃除ロボットのルンバ、ソフトバンクのPepper君など、AIは身近にあふれています。
では、AIとは何か少し簡単に説明していきます。


AIとは

AIとはArtificial Intelligenceの略で日本語で人工知能といいます。
明確な定義はないとされていますが、通常は人間の脳がしている知的行動を行うことができるようにしたコンピューターシステムのことを指しています。そのため、普通のコンピューターと違って、自律的に認識・学習・判断・推論といった処理を行いながら相手や状況に応じた対応ができるのです。

また、AIには普通のコンピューターと同様に人間の脳では処理しきれない膨大なデータを処理できるなど、人間よりも優れた点があります。
これによって、ビジネス業務の自動化や効率化、生活の利便性や安全性の向上などが期待されています。

ここまで聞くと、AIにはメリットしかない完全無敵のものに聞こえますが、デメリットも存在します。
例えば「それまで人間がしてきた仕事がAIに奪われてしまうのではないか」「AIはいずれは人間の知能を超えてしまうのではないか」といった指摘があります。
ここで、冒頭で述べた、ターミネーターの話を思い出してみてください。もうお気づきでしょうか?
35年前の映画の中で起きていたことが現実味を帯びてきているのです。

AIの脅威

AIの研究者である英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン教授の論文「雇用の未来」では、今後10~20年程度で雇用者の約半分の仕事が自動化される可能性が高いという結論を出しています。
また、オズボーン氏は「職業のオートメーション化」を論じており、これは決して工場の生産ラインのような単純作業のみに当てはまるものではないとしています。
ルーティーン化できる仕事はすべてデータ処理可能な仕事、つまり「オートメーション(コンピュータ)化」可能な仕事なのです。
オズボーン氏は論文の中で「なくなる仕事」「生き残る仕事」をまとめています。以下はその一部を抜粋したものです。

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AI時代を生き抜く意味

ここまでの説明だと、AIは「とても便利なものであるとともに人間に脅威をもたらすもの」ということになってしまいます。

しかし、これは一種の考えにとどまることであり、他にはもっと素敵な考え方が存在します。

以前、日本テレビのNEWS Zeroで有働アナウンサーとApple CEOのティム・クック氏が対談しているのを目にしました。そのときに、クック氏は「AIは人間に置き換わる可能性のある脅威ではなく、上手く活用していけば、人間を助けてくれるもの」といった内容の発言をしており、とても共感したことを覚えています。

つまり、AI時代を生き抜くということは「人工知能を上手く活用し、共存していくこと」であると考えられます。これは、人×テクノロジーという考え方です。

では、AIと上手く共存していくためにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、人間にしかできないことに注力し、AIには得意なことを行ってもらうことだと考えられます。

計算や記憶、パターンの分析などはAIの最も得意とするところでしょう。
AIに知識量を競って勝つことも困難です。そして、なによりも彼らは繰り返し行われる面倒な日常の作業を文句も言わずに正確にやり遂げることが可能です。

では、人間にしかできないこと、人間の得意とすることは何でしょうか?

それは0から1を生み出すこと、創造することや、人間同士協力し合いながら課題を解決していくことだと考えられます。
ルーティンワークはAIに任せ、人間にしかできない、創造的な仕事をする時代が来たということだと思います。

これからは、お金のために働くのではなく、自分のよろこび、周りのよろこびのために働く、そういった時代の流れをAIの発達が後押ししてくれるようにも考えられます。

そして、人間には知識だけではなく、知恵があります。知恵は「知識に基づいて新しく創造された見識」です。
人間には知恵があるおかげで、インターネットでさまざまに異なる意見や膨大な情報に触れても、AIのように暴走してしまうことは、そうそうないでしょう。

https://fit-toushi.jp/topic/2183/


明るい未来のために

ここまで、AIについて様々な内容を記してきました。
私自身、身近にAIの脅威に晒されている身ではないのですが、改めてAIというものは何かを知ることができました。

冒頭のターミネーターの件でも少し書きましたが、AI、人工知能というものは、漠然としたイメージだと少し怖いもの、暴走の恐れのあるものというイメージが多いと思います。

しかし、AIは非常に便利なものであり、今や人間の生活に欠かせないものとなっています。
そんなAI時代と言われる今、またこれからには、人間独自の創造力や団結力というものが自分たちの未来に重要なものになってくるのではないのでしょうか。

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