フォトブック『EN』 解説書
ずっと作りたかったフォトブックがやっと完成しました。自分が撮影した写真と、大切な言葉を纏めたもの。大学生活の集大成として形に残せたことが嬉しい。
ここに綴っているものは、全て私の勝手な解釈。捉え方は人それぞれだから、もしこれを読んで傷つくことがあったら、私の言葉なんてクソくらえでいい。そういう意見もあるんだなと軽く流してください。
10年後に見たら「こいつまだ悟りきれてないな」とバカバカしく感じるのかもしれないけど…今の自分が大切にしたい言葉とその言葉に関するエッセイをここに残しておきます。
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一生行くはずがないと思っていた海外で撮影した写真。嫌いなものを好きになるってなんか素敵だなあ。もし私が1人で閉じこもって、いろんな人と関わろうとしなかったら、見れなかった景色や知らなかった感情がいっぱいあったんだろうと思う。優しさに触れて自分の小ささを知ることもあったな。人と会うことはやっぱり面白い。いつまでも貪欲に旅を続けていきたい。
「あの時、あの人に裏切られてよかった。あの時、大きな失敗をしてよかった。あの時、大切な人を失くす悲しみを知れてよかった。」幾つかの悲劇を経験してきたけど、そのおかげで仲間の大切さや、当たり前に擬態した幸せに気づくことができたから。いつだって、不幸だけで終わらせたくない。人生は、必ず喜劇だ。
盛者必衰、諸行無常。こんなにも惹かれあって、一緒にいる私たちが離れ離れになる日が来るのかもしれない。そんな未来が恐くて堪らない。でも、離れてしまったとしても、思い出は消えないから。出会えた事実だけでいいと思えるくらいに沢山のものをもらったから。それぞれの未来へと進んだとしても、一緒に過ごした思い出は心の中に残り続ける。この想いは失われるものじゃない、忘れられるものじゃない。
でも本音はもちろん、「ずっと一緒にいたい。」そう願ってる。だから、何事も絶えず変化するこの世界で、永遠を見つけようと私は抗い続ける。
もし毎日が「楽しい」だけなら、その楽しさにさえ気づくことができなかった。落ちた日にこの言葉を思い出すと、「そんな日もあっていいな」と思える。価値のある悲しみ。幸せへと繋ぐために大切にしたい。
人の心は、本当の意味で理解することはできない。悩みや痛みはその人にしかわからない。でも、わからないとしても、せめて相手の気持ちに寄り添える人でありたいな。人生で最も大切にしたいと思う信念。今の自分にとっては当たり前のことだけど、忘れてしまわないように、誓いとしてここに記しておきます。
友だちが教えてくれた素敵な愛の解釈。百人一首、藤原義孝が詠んだ「君がため〜」の和歌と同じようなことを言ってて流石だなと思いました。
自分が傷つけば、私のことを大切に思ってくれている人まで傷つけてしまうことになる。自分のためだけではなく、その人のためにも私は幸せでいたい、自分のことも大切にしたいと思えるのって深い愛だなあ。
伊勢白山道さんのブログで出会った言葉で、「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。 そのことを心得ておくこと。」「故人たちを見送った残る家族も、いつかは同じく亡くなって行く存在であること。」という意味。
いつか私たちも死んでしまう。桜って人生だな。
この意味は大学生活で理解した。知らない人ばかりのサークルの集まり。満たしながら空になるあの感覚。たくさんの出会いがあるけど、先に繋がっていく縁に出会うことは難しかった。何度も"永遠の「サヨナラ」"をしてきた。けど、そんな中でも、もう一度巡り会えた人たちがいた。縁って素敵だね。当たり前のことじゃないと気付けたよ。
「ラスト一回だけ、これが無理だったらもう諦めよう。それが無理でも、あともう一回頑張ろう。その頑張ろうさえもダメだった時、あともう一回頑張って、それでもダメだった時に、あともう一回だけ頑張ろう。その＂ラスト一回＂を何度も繰り返して俺たちは今ここにいる。」
TAKUYA∞のこのMCは衝撃的で。生きていると「もう無理だ。もうこれ以上進めない」と諦めそうになる時がある。でもこの歌を聴くと、「乗り越えた先にしかない希望があると信じて、何度絶望しようと何度でも立ちあがろう」と思えた。
マッチングアプリで何人もと会ったのに良い人に出会えなかったことも、多くを捧げてきたのに見返りが無かったことも、ある人からすると無駄な経験だと思われるかもしれない。でも、私はそうは思わない。全ての瞬間があって今の自分がいる。経験に意味を見出すのは自分自身だから、「無駄だった」で終わらせるのではなく、無駄ではなかったと笑う未来を選びたい。
同じ出来事でも解釈は無限大で、自分次第で希望を見るか、絶望を見るかが選択できる。人生ってえぐい試練与えられてるな。どうせなら希望を見たいから、泥を見ることがあったとしても、上を向けば星があるということを覚えていたい。
私の座右の銘。
暗闇の中でも希望を見失わなかったアンネを思うと、私も前を向こうと思える。何もかも無くなることなんてないから、今ある幸せに目を向けて、前を向ける人でありたい。
私は飛び抜けて頭が良いわけでもないし、話も上手くないし、文章を書く才能もないし、運動神経も良くないし…ダメなところはたくさんある。けど、人を思いやる心だけは自信がある。五角形が全部100点の人なんていないから、自分なりの魅力を認めてあげることの大切さを学んだ。
ある恋を通して、自分自身や、周りの人を傷つけてしまったことがあった。この写真はその時の自分が撮影したもの。決して良い思い出とは言えない。でも、もしこの経験がなかったら、同じように悩んでる人に本当の意味で寄り添えなかった。酷く落ちた時に救ってくれた仲間の大切さに気づけなかった。人を愛する幸せ、嫌われる悲しみ、何事も経験することで初めて知ることができる。知った悲しみと持つ優しさは比例していたい。
大人になるということについて綴られた27。このフレーズだけでは語りきれない、全ての歌詞を通して本当の良さを感じる歌。ぜひ聴いてほしいな。
「時間が解決してくれる」というよくある言葉、その通りだと思うけど、本当は、「自分自身で解決して前に進んでいる」。「悩みを乗り越えられたのは、あなたが頑張ったからだよ」って言ってくれてる気がして嬉しかった。
第二の母のような、バイト先のパートさんが言ってくれた言葉。先のことばかり考えてすぐに不安になってしまう私は、この言葉にすごく救われた。おかげで、私は少し強くなれました。
どん底まで落ちたら後は這い上がるだけ。落ち込むことは多いけど、何度だってめげずに起き上がる。そうやって生きていきたい。
「悲しむことがあったとしても、悲しみきるには早すぎる。」そう考えれば、心が軽くなる気がする。
日々悩みが尽きない、人生に慣れることはなく、懲りずに何回でも悩んでしまう。でも、10年前の自分が何に悩んでいたかは覚えていない。小学生なりに悩んでいたはずだけど。それならきっと、10年後の自分は今の悩みを覚えていないかもしれないし、ちっぽけに感じているかも。「悩んでもいい。きっといつか、その悩みを忘れられる日がくるから。」って言ってくれてる気がした。
真面目に生きていても必ず報われるとは言いきれない。ずるい奴が笑う世界だし、そんな世界にうんざりしてしまう時がある。けど、正しく生きようとする姿を素敵だと言ってくれる人がいるから、シンプルだけど、「人として素敵に生きていたい」という理由が、私が正しく生きる意味だと気づいた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。人生、傷ついて雨に打たれることがあったとしても、晴れない空はないから。きっといつか、虹が架かると信じています。
あなたに辛い雨が降りかかった時、このnoteが傘のような存在となりますように。
2024.03.14
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