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【プロ野球名シーン】亡き盟友へ届ける谷選手の代打逆転満塁ホームランに涙

10月22日(土)からプロ野球の日本シリーズ2022が開催されます。
今年は昨年同様ヤクルトとオリックスの対戦となります。

シーズン56本塁打を放ち令和初の3冠王になったヤクルト村上選手2年連続投手4冠を達成したオリックス山本投手の対戦が非常に楽しみです。

日本シリーズの結果も気になりますが、今回も皆さんに見てほしいプロ野球の名シーンについて書こうと思います。

今回の主役は谷佳知選手です。


谷佳知選手について

谷佳知選手について簡単に紹介をします。
柔道選手の谷亮子さん(ヤワラちゃん)の旦那さん
と言うと分かる人が多いかもしれません。

1996年にドラフト2位でオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)に入団。
2001年に二塁打を52本打ち、日本記録を樹立。(この記録は今も破られていません)

2007年からジャイアンツにトレード移籍。
その後、2014年にオリックスへ復帰して2015年シーズンで引退しています。

私の谷選手のイメージは、
巧みなバットコントロールでどんなボールでもヒットにする安打製造機
です。

代打逆転満塁ホームラン(巨人VS広島)

今回の名シーンが出た試合は2010年4月24日の巨人VS広島です。
この試合は、4月2日にシートノック中に倒れて7日に37歳という若さで亡くなった木村拓也コーチの追悼試合でした。

木村コーチの長男・恒希君の始球式から始まった試合は、両チーム一歩も譲らない白熱した展開となり8回表に広島が1点を勝ち越します。

そして1点を追う8回裏の巨人の攻撃、1アウト満塁のチャンスに
「代打:谷佳知」
がコールされて谷選手が登場します。

谷選手と木村コーチは同い年で同じ巨人移籍組だったので、お互いに励まし合う仲だったそうです。

亡き友に必ず勝利を届けたいという想いを持ちながら打席に向かった谷選手の結果は、、、以下動画でご覧下さい。

打った瞬間、東京ドーム内が大歓声に包まれた代打逆転満塁ホームラン
これが谷選手にとって、レギュラーシーズン初の満塁ホームランとなります。

「白球は木村拓也へ想いよ届け!逆転の満塁ホームランになりました!同級生の谷佳知が木村拓也へ捧げる逆転の満塁ホームラン!想いは届きました!」という実況。
そして、ベンチに戻ってきた時の谷選手と原監督の抱擁。

何度見てもグッときます涙

試合結果は7対4で巨人が勝利しました。
もちろんヒーローインタビューは谷選手です。

涙を我慢しながら木村コーチへの思いを話す姿にまたグッときます。
色々な意味で記憶に残る名シーンとなりました。

最後に

今回は劇的な満塁ホームランを打った谷選手について書きました。

チャンス(今回であれば満塁)に代打で登場して、結果を出すのは簡単ではありません。
そんな緊張感のある場面でもしっかりと仕事をする谷選手は凄いなぁと感じる試合でした。

自分もチャンスを確実にモノにする人になれるように努力していきたいと思います。

※ちなみに、満塁ホームランを打たれた広島の高橋健投手にも、キャッチャーの要求に首を降ってストレートを投げて直球勝負をしたという男気溢れるエピソードがあります。

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