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ろくな対処じゃねぇ ~広島市保険年金課の場合~

 今日、4月1日は「午前中なら、罪の無いウソをついても許される」という風習のエイプリルフール。
 今年も様々な嘘が飛び交ったことと思われますが、私からはウソのような本当の話を紹介します。

 広島市は2018年のゴールデンウィーク明け、国民健康保険に加入できない外国人7人に加入を認め、国保から3,786万円近くの保険給付を行っていたことを明らかにしました。
 それから一年半近くが過ぎた2019年の11月、地元紙の中国新聞(以下、地元紙)に『国保ミス看過 職員減給処分』と題した続報が掲載され、11月1日付で二人の職員に処分が下されたことや、『ミス』を犯した職員が市の聞き取りに対して話している内容などが明らかになりましたが、私の知る限り、それ以降の報道はありません。
 また、この件について広島市がホームページで公表している『報道資料(図1)』には、19年11月に続報が掲載された直前の10月21日を最後に更新がないためか、続報に掲載された内容や、給付してしまった3,785万円余りの現状などについて全く記載されていません。
 広島市は果たすべき説明責任を果たしていないのではないでしょうか。

図1.広報資料(広島市ホームページより)

 そこで、疑問に思ったことを広島市に問い合わせたところ、報道されていない事実や現状などを確認できましたので、河井事件などを筆頭に忙しい地元メディアに代わってご紹介します。
 なお、参考にした資料をそのまま引用すると、西暦と元号が混在してしまうことで読まれた方を混乱させてしまう恐れがあるため、全て西暦表記としています。


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