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【5月振り返り】「若い女」に屈さない

5月は期待されている役割が自分のキャパを軽々超えた。とんでもなく忙しかったし、そもそも100%完璧にこなすことが可能な業務量ではなかったと思う。

まず、5月の前半2週間はシドニーへの出張とその準備でほとんど通常業務がままならなかった。前半1週間は準備のためのミーティングが毎日4、5時間。ラスト3日間は22時過ぎまでミーティングが続いた。

シドニー出張は、いわば接待旅行である。取引先の重役50名近くをアテンドし、朝から晩まで会食続き。夜も飲みに行きたがる取引先に付き合って深夜まで同席し、平均睡眠時間が3時間の毎日。

何かやらかしたら上席に目をつけられることになりかねないから、ものすごく気を遣う。気を遣っていることが取引先にバレても文句を言われる。

5日間のシドニーを乗り切って帰ってきたと思いきや、今度は外回りの日々。さらには観光連盟の飲み会に業者として参加して、親睦を深めるという名目で会社の商材の営業を掛ける。

「接待飲み会」が精神をすり減らしていく

接待飲み会なんて、仕事の話だけをしたがる取引先なんていない。ほとんど中年男性の取引先が求めることは、業者の二十代の女の子と飲んで楽しく盛り上がることだ。

彼らが二十代の女の子に求めることは、外見的な華やかさや可愛さ、若さ、愛嬌やノリの良さ、気遣いなどといった女性性である。
結局は、ビジネスマンとしてではなく、若い女としてしか見られていないのである。

終始、“そういう目で”見られることに、たとえ褒められたとしても嫌だ、逃げたいという気持ちが強かった。非常に精神がすり減っていた。

「若い女」に屈するのか、武器にするのか

若い女であることは武器にもなる。実際、一回の飲み会で酔っ払った取引先からある案件の契約を3件も取ることができた。

武器に使えるものは、使えば良い。ただ屈さないためには、自分の望む方向に持っていく力を付けないといけない。

「若い女」であること以外の自分の見え方や振る舞いを研究して、計算通りに持っていかないといけない。

・おとなしそう
・控えめ
・女の子らしい

多分私の印象を聞いたらみんな上のような答えが返ってくるんじゃないかと思う。歳の割に若く見える見た目のせいであると思う。

自分の客観的な印象と、見られたい自分の印象を知ることが、武器を持つ第一歩だと思う。

見られたい自分の印象は、若い女という武器は持ちつつも、説得力を持ったコミュニケーションができるビジネスマンである。

大人っぽく見られるような話し方、立ち振る舞いを身に付けることはもちろんだけど、大切なのは自信に溢れている印象があるかということだと思う。

自信に溢れた印象は、いくらでも作れる。

①堂々としているか
②間違ったことを言うリスクを恐れないか
③清潔感があり好印象か
④包容力があり、余裕があるか

仕事の場面で上の印象を徹底的に根付かせること。日頃からの仕事や生活がちゃんとしているかということも大切な基礎である。

「若い女」という武器以外の武器も、ちゃんとある

武器が「若い女」ということだけではなく、男性とも対等に渡り合えるだけの考察力、知識、経験、行動があるかということも非常に大切である。

対等なビジネスマンだと言うことを分からせるために、同じ視座でコミュニケーションを取らなければならない。

相手が経営者であれば、経営的な観点の話ができるか、今の社会の出来事に精通しているか、ということである。

日々鍛錬!毎日ニュースを見て社会を知る。将来なりたい者になるために努力する。仕事で手を抜かない。自信に溢れた説得力のある提案をして、相手の心を動かす。

それが、今の自分に必要な努力の方向性だと感じた。

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