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ブロッコリーのパスタ

Fusilli con Broccoli.

 ローマ在住のイラストレーターで、イタリアの街や料理ついての著作をお持ちの鈴木奈月さんが家に遊びに来た時に作ってくれた一皿。手軽に出来て素晴らしく美味しいので、すぐに我が家でも定番メニューになりました。野菜ベースなので炭水化物を摂取するという罪悪感も薄れます。(笑)

材料 3-4人前
フジーリ(Fusilli)300g
(このレシピのために存在するような形のパスタです)
ブロッコリー 1個
アンチョビ・フィレ3枚
(アンチョビペーストでもOK)
ニンニク 2片
E.V.オリーブオイル 大さじ8
小さな鷹の爪2-3個 (日本の大きな鷹の爪であれば輪切り小さじ1でも。)

作り方
 ブロッコリーを適当に房のところで切り離します。一番根元の太い茎の部分も使えますので、火が通りやすくするために適当に切って小さくします。
ニンニクはみじん切り、アンチョビを包丁で叩いてペースト状にしておきます。
 ブロッコリーを茹でます。この時、同じお湯でパスタも茹でてしまいます。塩加減は3リットルのお湯に30gの塩が目安です。ブロッコリーはグダグダに柔らかくしたいので約18〜20分ほど茹でますが、今回使ったデ・チェッコのフジッリの茹で時間はアルデンテで9分なので、18分-9分=9分で、ブロッコリーを投入してから約10分後にパスタを同じ鍋に入れます。
(もちろん手を抜かずにブロッコリとパスタを別々に茹でても構いません。ポイントはブロッコリをグダグダになるまで茹でることです。)

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 茹で上がる2-3分前くらいにフライパンに分量のオリーブオイルを敷き、みじん切りしたニンニクとアンチョビ、鷹の爪を炒めます。ニンニクと鷹の爪は焦げやすいので火はフライパンに材料を入れてから点火し、中火で加熱していきます。ニンニクから十分な香りがでたら火を止め、パスタが茹で上がるのを待ちます。 茹で上がる直前にカップ2杯ほどの茹で汁を別の器に取っておきます。
パスタとブロッコリを湯切りしたらフライパンに移し、再び火をつけて別に取っておいた茹で汁を加えながらトング(木ヘラ)でグルグルかき混ぜます。この時大きなブロッコリの塊をトング(木ヘラ)で崩しながら混ぜていきます。軽く突いただけですぐ崩れるくらい火は通っています。アルデンテで揚げたパスタはまだ水分をよく吸います。水分が足りなくなって炒めるような音がしたら更に茹で汁を足します。形がなくなってペースト状になったブロッコリがパスタに良く絡んだら完成。

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このままでも十分食べ応えのある味ですが、少しよそ行きの演出をしたければ、砕いたピスタチオナッツやアーモンドスライスを上に散らすと良いと思います。今回は糸唐辛子で飾ってみました。

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P.S 実は、このパスタ、ずっと我が家の定番だったのだけれど、先日作っている時にふと、あれ?これどこから来たレシピだっけ?とツレに問うと、それ鈴木なっちゃんが家に来た時に作ってくれたんだよ、との答え。僕自身は全く記憶にないので、多分出張かなんかで家にいなかったんだろうと思う。当時お互いの子供が小さかったから鈴木家とはよく子供連れで家を行き来していた。と言うわけで鈴木奈月さんごめんなさい。この素敵に美味しいレシピ、20年近くあなたが教えてくれたのだとは知らずに食べてました。(汗; )

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