記憶に残るもの

あまり過去は振り返らない。
いつも自由に生きたいと思っている私にとって、失敗も成功も抱えて歩くには重すぎる。
だから、なるべく置いて行く。

でもたまに思い出すことがある。それは大抵、失敗も成功も関係ない思い出についてだ。

例えば、高校時代のお昼休憩の雰囲気だったり、部活帰り一緒にアイスクリームを食べる友人の顔だったり、母のすこしズレた感性に家族が笑った時の声だったり、とても静かな夜の時間の空気だったりする。

何気ない日常こそずっと記憶に残る。
だから些細なことやなんでもないことを大切にしたい。

#エッセイ

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