『summer noise』

オレンジの花びらが生垣から零れ夏は始り朝方何処かで郭公が鳴きねじれの位置に有る世界は愉快な音を生み出しているが裏で響くのはバックグラウンドノイズで聞き耳を立て氷菓を齧り自転車で線路を何処までも追うと世界の図書館に何時か辿り着けるはずだと知っていながら途中でペダルを止め青の空を見上げると空に踊るのは神の数式で知っている世界と世界は始まりもしないし終わりもしないしアスファルトの熱気に汗が零れ落ちたってそれは変わらずひまわり畑でかくれんぼをしたが鬼が誰なのか?分かっている筈だと言わんばかりに。世界よひまわり畑にかわれ!そこでも世界の後ろのノイズを聴きそして氷菓をガリガリ齧る筈だから血と苦渋に満ちた世界にbyebye聴け世界を擦れたような音止まない鐘の音砂嵐の音それからKId.Ptに出会い2人で鳥の囀りを聴き続けカワラヒラの歌鶯の囁き青い空に入道雲。世界は一つきりじゃない。白い鸚鵡が椎野木の枝で嘯く午後3時の避けられない日光

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?