『紫煙』

鈍い金属音の後の僅かなスロープにしがみつき胸腺に咲く鳥の赤い目に引き裂かれる雷samba parade何時かの細道に馴れ初める唇は蒼くトラットリアの指輪に潜む冥府の王の夢を噛み砕いて長針が55と戯れるタワーの生命に胡乱な笑いを押し付けギガのcode現雨漣押し寄せるcryと橋の上の紳士の角笛に周り回ってニューロスターが円柱の内側の街に臨む天使の群が籠から溢れる優月橙回青橙と吹き込むギミックの裏で俯き笑う襞に隠れた白い髪は葉脈として瀷流され真綿で丁寧に包まれる5月のエメラルドのクラックに落されたSimón Bolívar International Airportに捨てた煙草の空き箱に鳴いている不穏な空虚と孤独に試さている愛されている胸の内側の独り言に掻き毟る羽毛の軽さに慄く時計草を見続けた日々の遠さと近さ藍藹愛満たされないで詣でて、さよならsamba parade

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