『サバス』

風が青くて鴫の白い翼にラピスラズリが忍び込み[ナレは時空の星、奏上の月の光][貴兄に送る手紙は宇宙の営みのこれまでとそれから]伽羅を燃やした煙が水平線に流れるアルペジオ[伏せられたcardを素早く暗記する脳の虚偽申告]籠の中の天使達の翼で編んだショールを纏わせ月が歩くので途切れることの無い電報に秘された素数のLiddleを数学者は電脳に送り込み午後のお茶を飲んでいる[紺碧の棺に眠り続けた修道女の止むことの無い寝言=uniーuniーsorde][青紫のゾイサイトに小さな星系が1つ][‪√‬4の歌]零れたお茶が胸に染み心臓にマグノリアが咲く[擦っても擦っても落ちない斜めの夜]銀髪の神官が蒼の僧衣を身につけ拝殿所に赴く足跡に残された光の軌跡は星の河に繋がり数学者の目にデルフィニウムの碧が刻まれ瞳孔が縦に裂ける誰思天啓青[サンクトペテルブルクの石畳に刻まれた楽譜は水晶の薄い膜]

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