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「ちいかわ」はHSPってコト!?

なんか小さくてかわいいやつ、ちいかわがいまだにマイブームだ。
わたしは、うさぎが好きだ。

ちいかわは、最初はうさぎほどは推していなかったが、読めば読むほどHSP気質のわたしと似ているな・・と思うところが多々あり、親近感が湧いてくる。
(HSP:Highly Sensitive Person、とても繊細な人のこと。下記の記事で簡単に説明しています)


1、HSPのここが辛い

(1)考えすぎる(緊張しすぎる・人の評価を気にしすぎる・過去の出来事を引きずるなど)

諸事情により、4人中3人のメンバーがいなくなってしまった人気ダンスユニット「パジャマパーティーズ」。ちいかわ・ハチワレ・うさぎの3人が臨時メンバーとして一緒に舞台で踊ることになる。ちいかわは一生懸命練習して、練習ではそこそこできていた。しかし本番では緊張して失敗。その日の夜、みんなは失敗した自分のことをどう思ったんだろう・・・と号泣する。(一方非HSPと思われるハチワレは失敗した事実のみを受け止め、前向きに捉えている)
上記のダンスのくだりでもそうだが、「草むしり検定」回の後も、ちいかわのHSPっぽい行動が見受けられる。

ちいかわとハチワレで草むしり検定を受験し、ちいかわは落ち、ハチワレだけが受かってしまう。ちいかわは新品の本を買って必死に勉強した描写があり、ハチワレは古本屋で見つけたテキストで遊びながら勉強していたようだが、ちいかわの努力は報われなかった。受かっても落ちてもラーメンを食べる、という約束をしていたが、当時の約束をすっかり忘れてしまうほどに落ち込んでいる

(2)苦手な人にも優しくしてしまう

「飢餓編」と言われているシリーズの一部である。ある時から食べ物が湧き出なくなってしまう。飢えたモモンガがちいかわを食べようと試み噛み付いてくる。(モモンガがここでちいかわを食べようとしてしまうのには背景があるが割愛する。この記事内ではモモンガ=「ちいかわにとっては理解しがたい嫌なやつ」とイメージしていただきたい)ちいかわは拒絶し、本当はあげたかったわけではないけれど、自分の採取した貴重な木の実をあげてしまう。
人とは仲良くしなくてはいけない、みたいな先入観から、嫌いな人も完全に突き放しきれないところ、すごくわかるよ、ちいかわ。

(3)よく知らない人がいる場合の3人以上は苦手

コミュ力お化けのハチワレは、こんなモモンガに対しても優しい。求人枠に余裕のある夜勤をして報酬をもらい、朝定食を3人で食べに行こうと誘う。その時のちいかわは露骨に嫌そうな顔をしている。仲良しのハチワレ、うさぎでの3人ならいいけど、嫌いなモモンガがいると気を遣うし嫌だな・・・と思ってしまうのだろう。

2、HSPのここが楽しい


(1)感受性が豊か

四つ葉のクローバーを見つけて喜び、嬉しさのあまり歌を歌うちいかわ。他の人がスルーしてしまう小さな変化に気が付き、そして、脇を歩いているラッコさんの存在にに 気がつかないほど深く幸せに浸ることができる。

(2)謎の直感が働き、思わぬ幸運を掴むことがある

ちいかわは家もすき焼きも懸賞で当てている。プリンやヨーグルトをコツコツ食べて当てていること、懸賞応募のために仲間を巻き込むこと、など努力をしているが、「この懸賞は当たりそう」という第六感も、ちいかわが当選した要因の一つだと思う。

わたしも変化に気付きやすいタイプだと思う。たまたま他県から出張で行った仙台駅付近で現金5000円を拾い警察に届け、3ヶ月後仙台に行く用事のあった職場の先輩に頼み、受け取ってきてもらったことがある。

移動中の有名人に気がついたこともある。朝7時20分頃の横浜駅で、当時高校生の万波中正選手を見かけた。(横浜高校出身、現日本ハムに在籍中のプロ野球選手)彼は長い足で階段を二段飛ばしで颯爽と駆け抜けていって、「プロになる人は24時間鍛錬しているんだなー」と感動した。(万波選手はWikipediaによると埼玉県との県境にある東京都練馬区出身、横浜高校は横浜市のいちばん南の金沢区にあるから、そうとう遠距離通学していることになる。何時起きなんだろう?)

(3)臆病がゆえによく考えて、最適解を見つけることができる


直近の「拾魔」回は、ちいかわのHSP気質が良い結果を招いている。

うさぎが旅行のお土産に透明ピンク色の綺麗な石をくれた。その石を見ているとなんか出かけたくなる・・・と旅館にきてしまったちいかわとハチワレ。メカニズムは不明だが、石を見る→でかけたくなる→旅館に来て石を割り、持ち帰りたくなるようだ。そして旅館にいる白い蛇のビームを受け日光に当たると石になるらしい。(ということはうさぎが持ってきた石はちかわの仲間の肉体の一部!?)これまで数多の試練を、抜群の身体能力でうさぎは乗り越え、「なんとかなれ」イズム(強い気持ちと勇気)でハチワレは乗り越えた。味方の二人が石になってしまった。

いつもの二人に頼れない。ちいかわは蛇の攻撃から逃げながらも勝機がないか考える。ちいかわは鏡で蛇のビームを反射させることを思いつき蛇を鏡の前に呼ぶ。蛇のビームは鏡に反射し、蛇は石になり、ハチワレとうさぎはもとに戻る。見事蛇との戦いに勝ち、無事二人を助けたちいかわ。なかなか相手に踏み込まないことを臆病と揶揄する人がいるかもしれないが、今回はちいかわの熟考が最適解を導いた。

3、参考とおまけ

(1)ねむよさんの記事

わたしより1年近く前にちいかわ=HSP説を唱えている方がいらっしゃいました。ずっと愛読していたのに、全然意識していなかった。

(2)おがたちえさん もし戦隊ヒーローのひとりがHSPだったら

戦隊ヒーローの一人がHSPであれこれと悩み続けますが、HSP気質って悪いことばかりではないと気付かされます。今回の「拾魔」回を読んで、この本を思い出しました。こちらもKindle Unlimitedで読めます。

(3)おまけ1  ご当地ちいかわ 岩手版はわんこそば

わたしの出身県である岩手県はわんこそば!(中尊寺インターチェンジでのみ販売らしく、盛岡から一時間くらいかかるうえ、わたしは車を運転できないので、買う予定が立てられません!せめてJRの駅で売ってくれれば・・・)ちゃんと薬味が3つ書いてあるところに愛を感じる。そして相変わらずナガノさんがちいかわを泣かせており、ナガノさんファンはナガノさんの趣味で泣かせているのでは?と思うかもしれないが、実はこれが真のわんこそばだ。盛岡市民にとってわんこそばは、いつもやるものでもなく、自分との戦いではなく、苦しむ他の人を見る娯楽なのだ。盛岡にいた頃は、毎年2月頃職場でわんこそば大会があった。(さすがに歓迎会、送別会では酷なので)毎年2月頃の人事異動発表前にその年の転入者と大食漢数名がわんこそばをして、他の人はチャレンジャーが苦しむ様を見て楽しんでいた。なお、100杯食べると記念品がもらえるが、無理して食べることはない。適量で止めれば美味しいお蕎麦と薬味を堪能することができ、娯楽側に回れる。(48杯でやめてすみません・・・)

(4)おまけ2  うさぎとわんこそばのファンアート

うさぎのキーホルダーはないのね、と落ち込んでいたらうさぎがわんこそばを食べるファンアートを描いてくださった方がいました。こちらは鎧さんが、お給仕さんをするイラストもあって(お給仕さんの服の配色、盛岡市民のわたしが見ても違和感ない)ナガノさんとは違うベクトルでの愛を感じる。


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