自分のために生きられない

昔から、何かに依存していないとからっぽになって生きてる心地がしなかった。これのために生きようってものがないとどうしてもだめだった。だからなのか、自分のために何かしよう、買おうっていう行為に嫌悪感を抱いてしまうことが多々ある。

たとえば毎日ご飯を食べる、その行為が、誰かと食事に行くとか、誰かのために料理してあげて自分も一緒に食べるとかそういう食事はすんなりできるのに、自分一人のためにコンビニでご飯を買うとかファーストフード店とかでもいいから軽食をとるとか、そういうのになるとすっかり食べたくなくなる。自分にお金を使いたくない。
人へのプレゼントは軽率に買うし、これ欲しい!って言われたらよっぽど嫌いなひとじゃない限りぽんと買ってあげてしまう。自分の生活に必要なものの方が買い渋ることが多い。自分へのご褒美、みたいな贅沢品買ってみたこともあるけど、罪悪感で死ぬかと思った。

それが悪いことかと聞かれたら、きっとそんなことないし自分に対してケチなだけなら他人にはどうだっていいだろうし。ただなんとなく、自分のために生きてきたことってないなぁと思ってしまった。それも悪いことだとは思ってないけど。自分のためにはあんまり生きていないけど、自分が良ければそれでいいって思っている節はあるから、そこで調和がとれてるのかもね。一人でなんでもできる顔をしておきながら、実のところ誰かのためじゃないと生きられない。弱い人間です。


気が向いたら、どうぞ。そこまでの感情にさせられたなら嬉しいです。