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書評ー『おとなになるのび太たちへ』

 多くの国民に愛されているドラえもん。
その人気は国内にとどまらず、海外でも人気を博していますよね。
私もドラえもんの漫画やアニメは何十回も観ましたし、玩具などもいくつか持っているほど、やはり大好きなアニメです。
 先日、書店に行ったら『おとなになるのび太たちへ』というタイトルの本を見つけました。

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本の対象年齢はおそらく中高生向けではありますが、各界で活躍する著名人が印象に残っているドラえもんのエピソードを踏まえながら、これからおとなになる“のび太たち”へのメッセージを書いています。

 さまざまな世界で活躍する方々に影響を与えているドラえもんって改めて凄いなあと思いました。
 私にとって印象に残っている物語って何だろう…。著名人みたいに教訓っぽい内容はないかもしれませんが、「ホンワカキャップ」(第30巻)を読んで、「ジュースでお酒を飲んだ気分になれるのいいな」と思ったりしましたね(笑)

「ぼくをタスケロン」で人への親切心

 私にとって印象深いのは、「ぼくをタスケロン」(第20巻)です。冷たい性格ののび太にドラえもんが「タスケロン」をあげて人に親切な行いをさせようとしました。のび太はそれをジャイアンやスネ夫に飲ませようとすると、怪しいと感じた二人がのび太に薬を飲ませてしまう。のび太は一日中人助けをしてついに宿題をやる時間が無くなってしまいます。そんなときに、人助けをしている様子を見ていたしずかちゃんが、のび太の宿題を手伝うというお話です。困っている人を助ける。人への親切が巡り巡って自分に返ってくるというものです。これを読んで、人にやさしくしようという気持ちが芽生えたと思います(そんなことないよ、って思った人ごめんね笑)。

 他にも「ココロコロン」(第20巻)も、モノを大事にしようと思ったきっかけのお話です。逆に今では物を捨てられずに困っていますが(笑)
 自分の成長過程においてドラえもんは欠かせないものであり、自分の一部になっています。

 皆さんが好きなドラえもんのお話は何ですか?
いろんなエピソードとともに語り合えたら、と思います。
ありがとうございました!!

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