理想の旅立ち

学校・仕事・趣味など、
人には様々な物事のやめ時がある。

場合によっては「旅立ち」と表現されるそれは、
理想の形が人の数だけあるように思う。

学校の卒業のように多くの人と同じタイミングで終わりを迎える時もあれば、仕事の転職などのように、自分だけがその場から離れる場合もあるだろう。

今日、私が目撃したのは後者だった。
多くの仲間に見送られる。たくさんの涙が流れる。

惜しまれて去る。自分の意思で。
その光景から察するに、理想の旅立ちだった。

来年30歳になる私も、その光景に大泣きした。
寂しさはもちろん、「お疲れ」の想いもあった。

彼女のキラキラした笑顔も、それに影響されてまるで花でも咲いたかのような空気に包まれる景色も、もう見る事が出来ないと思うと…惜しい。

でも一番は、この先の未来が明るい事。
良い事ばかりとは限らないだろうが、様々な節目やふとした瞬間は笑顔で過ごして欲しい。

卒業おめでとう。今までありがとう。
本当に、心からお疲れ様でした。また、いつか。

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