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2024年冬期視聴構築振り返り

いつもの視聴構築振り返りです。

前回の振り返りはこちら。

☆4段階評価。3以上だったら人に薦めたいレベルになります。

ネタバレは(あんま)ないです。あと次クール以降に続くやつは書いてないです。

以下50音順



アンデッドアンラック ☆☆☆

不死の男と不運の女(どちらも能力者)がなんやかんやする能力バトルもの。ジャンプで序盤ちょっとだけ読んでたので見ました。

このアニメの(というか作品の)特徴はなんといってもめまぐるしく変化する場面と展開スピード。大体ネタバレになるので深くは言えませんが、追ってくる謎の敵から逃げてたはずがいつの間にかその組織に所属することになってミッションに挑戦することになって…って話をものの2~3話で片づけてくる。その後も怒涛のスピードで新設定だの新能力だの新敵が出てくる。そんな好きな展開全部詰め込みましたみたいな各話がなんかいい感じに一本の筋につながってるのがよい。話や関係性が複雑だなと感じる瞬間は一度もありませんでした。

ただあまりに展開が超スピードすぎるのに配慮したためか、各話の前回のあらすじが長い。せっかくの爽快感がちょっと台無し。

かなり気になるところで終わってしまったので2期が望まれますが、原作への導入としては最高だと思います。原作ちょっと読みたくなったし。

葬送のフリーレン ☆☆☆☆

かつて勇者パーティーに所属してたエルフ、フリーレンが人間を知るため出会いと別れを繰り返して旅する超順張り枠。かつ人と人以外があれそれする性癖枠。

長命のエルフと(エルフと比較して)短命の人間の対比がよい。こんなのなんぼやってもいいですからね。

前半は目的自体はあるもののゆるーい旅が続く。普通の作品ならクソ退屈する展開ですが、そこにフリーレンの過去の経験や思い出を絡めてくることによって話の面白さが増している。

後半はよくあるファンタジーのよくある試験編でよくある無双展開に突入し少々退屈でしたが、迫力のバトルシーンと前半同様の過去の思い出話である程度楽しめました。思い出を振り返りながら旅をするという展開上過去回想が必然であり冗長にならないのが良いですね。

後半ちょっと失速しますが性癖補正で☆☆☆☆。アウラが仲間になることしか知らない方もぜひ見てみてください。

OP曲が2クールとも強い。


結婚指輪物語 ☆☆

竿の幼馴染が実は異世界の姫で、異世界で幼馴染含む5人の姫と婚約をむすぶことになり…というお話。ちょっとえっちなやつ。

内容は良くも悪くもテンプレハーレムもの。「各地を巡り姫にあう。姫とキスするとパワーアップ。その力で深淵王の軍勢とバトル」という文字にしただけでも胸やけするような展開。まぁそれ以上でそれ以下でもないです。獣人男勝り女戦士がちょっぴり性癖に刺さったので見ましたが、特にこれといって面白いことはありませんでした。

基本異世界で旅をするのですが途中で現実世界に帰ってくるローファンタジー的展開があります。そこで気づいてしまったのですが私はどうもローファンタジーの方が好きみたいです。というか中世ヨーロッパ風異世界(いわゆるナーロッパ)に造詣が深くないため、帝国とか貴族とか議会とか騎士とか言われるの結構しんどいんですよね。現代世界でわちゃわちゃしてた方がわかりやすい。

後ラブコメ見るときは壁に徹したいタイプなので、竿の苗字(日本の最多苗字)が自分と同名なのがきつかったです。下の名前が設定されていないせいでヒロインからこれでもかってくらい苗字で呼ばれます。勘弁してくれ。

なんか二期やるらしいけど多分見ないです。

SHAMAN KING FLOWERS ☆☆

シャーマンキングの続編。前作を見てそこそこ面白かったので見ました。

続編ということで各キャラの大人になった姿とかその子供達とかの、続編でよくやるやつてんこ盛りでした。そういうの嫌いじゃないので楽しかったです。

後前作もそうだったけどキャラのセンスが非常によくて琴線に触れる。この作者の書くとがった目つきのとがったキャラが好きなんですよね。

ただ、中ボスとのバトル中とかいう正気の沙汰とは思えないタイミングで最終回を迎えました。あまりにブチぎれたので☆1つをつけようとしましたがなんと原作再現らしいです。じゃあしょうがねえか…(しょうがなくないが?)

一応さらなる続編自体はあるらしいです。そこまでアニメ化しろや。

電波女と青春男 ☆☆

竿が自称宇宙人の従姉妹やその他愉快な同級生とイチャイチャするラブコメ。なんか再放送やっててちょっと面白そうだったのでみました。

従姉妹がなぜ宇宙人を自称するようになったか、およびそれにどのように向き合っていくかを描いた3話までと竿が己と向き合う11話から13話が本編でそれ以外はほぼ茶番です。時折ちょっといい話や真面目な話が挟まるけどその程度。
ただ制作シャフトなのもあって映像はきれいです。10年以上前でこのクオリティ出せるのはなかなか。

また、電波女のタイトルに恥じず、ヒロインがどいつもこいつもちょっとイタい。10年以上前のアニメなので、そもそもラブコメ描写が古臭くて痛く見えるというだけかもしれませんが。

痛さのノリが自分とはちょっと合わなかったので☆☆2つ。化物語の下位互換みたいに感じてしまいました(個人の感想です)

配信とかだと12話までしか見れないがちなようなのですが、13話が割と話の根幹を揺るがす本質回なので、見る方はなんとしてでも13話まで見てください。

OP曲が強い。


道産子ギャルはなまらめんこい ☆☆

オタクに優しいギャルの話。

ヒロインはオタクに優しいギャル(メイン)、一緒にゲームやってくれる女の子、勉強見てくれる女の子の3人編成。3人目がちょっと竿の関係をかき乱してきてウザいのですがそれ以外はそこそこでした。ただ人に薦めるほどではないです。

CV佐倉綾音のメインヒロインを経験するのは地味に初めてかもしれません。(ヒロアカはラブコメではないため除外)

OP曲が強い。やっぱオーイシマサヨシなんだよな。


姫様“拷問”の時間です ☆☆☆

魔王軍に軟禁されてる姫様がうまいもの食ったり遊んだりする話。

女の子がキャッキャしてるのを楽しむいわゆるユルカワギャグです。ただ、戦勇の作者だけあってギャグのレベルは高め。というか私は感性が小学生のため、強面の魔王(CV.玄田哲章)が人間味あふれるセリフ言ってるだけで爆笑してました

悪の組織がホワイト企業みたいな設定ってもうかなり使い古されたネタの気がするんですがどうしてこう面白いんでしょうね。でも作者曰く「ホワイト企業を意識して書いたわけではない」とのことで泣きました。

今期ギャグの中ではそこそこお勧めです。ただし結構頻繁に飯テロしてくるのでそこだけ注意。

OP曲が強い。

僕の心のヤバイやつ 第2期 ☆☆☆☆

思春期やさぐれ竿がヒロインとイチャイチャするラブコメ2期。1期の段階では厨二病竿と表現しましたが今では思春期やさぐれ竿の方が近い気がします。
↓1期の感想はこちら

1期の時に竿のキャラの掘り下げとか告白とかやらずに中途半端に終わってしまったのが残念と言ってたのですが、2期ではここら辺もしっかりやってくれたので大満足でした。告白して付き合いだすまでがラブコメの本質でそれ以降はすべて蛇足のため、もはやここで完結といって差し支えないです。

この作品ってラブコメの皮をかぶってはいるものの、その本質は過去のトラウマから心を閉ざした竿がヒロインを筆頭とした周りの人に支えられて復帰していくサクセスストーリーなんですよね。そういう点もかなり好きでした。竿がいつまでも卑屈なやつというわけではなく、竿なりに一生懸命頑張りながら世界と向き合っていく様が美しいです。

そして1期と比べると頻度は落ちてきましたが相変わらずキレの良いギャグも健在。

薦めるにあたってプライムビデオ独占なのが懸念点ですが、4月23日から他でも解禁されるっぽいので興味ある方はぜひ見てください。また、1期は今でも各種配信で見れるので見ておきましょう。

余談ですが、現在同じ作者の作品であるみつどもえも見ています。やっぱこの人のギャグ好きでした。

魔法少女にあこがれて ☆☆

魔法少女オタクの女の子がひょんなことから悪の組織の幹部として働くことになるギャグ。えっちなやつ。

途中おもむろにシリアスバトル展開入るけど概ねギャグです。各話にノルマのごとくえっちなのが仕込まれますが概ねギャグです。虚無みたいな回もしばしばありますが楽しめました。

えっちなシーンが微妙に自分の性癖とずれているところがまたいい。ギャグを見たいときとえっちなのを見たいときは微妙に違うので、ギャグを純粋に見れました。
あ、でもきうぃ×うてなのカスの百合や真珠×ネモ(順不同)の悪友百合はちょっと刺さりました。

まぁでも☆☆相当かなのお気持ち。ギャグなら姫様の方が面白かったし。

メタリックルージュ ☆

人造人間が人と共生したり人に搾取されたりしている世界で、何かつええ人造人間が組織の命で悪い人造人間を破壊して回るお話。

人と人以外があれそれする性癖要素を感じたので見始めましたが、とにかく話が設定の説明だらけで難解過ぎました。それでいて各回がわりと暗い雰囲気なため見るのがしんどい。アニオリという時点でただでさえ敷居が高いんだからもう少し見やすくする努力をしてほしかった。(己の理解力の低さを棚上げした発言)

そもそも↓の設定をワンクールで説明しきれというのが無茶なのではという気がします。

終盤に問題の解決に向けて勢いよく進んでいく感じはあったのですが最後まで見てもそこまで爽快感はなかったです。

勇気爆発バーンブレイバーン ☆☆☆☆

主人公が巨大ロボットに乗って未知の敵と戦う作品。ここまで聞くと王道ロボットアニメっぽく見えるが、少し異なる点はロボットに人格があって妙に距離感が近い(特に主人公に対して)ところと、ロボットのデザインがどう見ても特撮系のそれで、ミリタリーチックな世界観に対して明らかにミスマッチなところ。後者に関しては表現力が足りずこれ以上うまく説明できないので、とりあえず1話を見てください。

突如現れる未知の敵。同じく突如現れる超ミスマッチな巨大ロボ。そして突如流れ始めるブレイバーンのテーマソングとそれに困惑する主人公。明らかに1話だけの一発ネタやんと思って見始めたのですが、その後も勢いが衰えることなく、途中でシリアスや驚きの急展開を挟みつつ最後まで走り抜けました。最終回はあまりに美しくてちょっと感動しました。

1話でドデカイインパクトを残して視聴を無理やり継続させつつ、そのまま作品の世界観に徐々に引き込んでいく手法に見事にはまりました。タイパが重視される現代のトレンドは3話切りより1話切りですからね。

ノリとしては同じくサイゲ制作アニメのアキバ冥途戦争に近いのですが、あちらと比べて(あちらもかなり面白い方ではあるのですが)ストーリー構成のクオリティが明らかに上がっていました。

今期の中ではフリーレンの次くらいに強かったのでぜひ皆さん見てください。

ゆびさきと恋々 ☆

聴覚障害があるヒロインが理解のある竿君とイチャイチャする話。

なんか制作会社がよいと薦められたので見始めたのですが竿のノリが合いませんでした。話の大半「陽キャ大学生こわ…」ってなってた。

「山田くんとlv999の恋をする」はかなり好みだったので女性向けラブコメもいけると思ってたのですが、思い返せばあれは竿がめったに気取らないのでそこら辺の違和感を気にせずに見れてただけなのかもしれません。竿がガン攻めアプローチしてくるの普通に怖い。

制作会社で見るもの決めるとこうなるのでこれからは話の中身で決めようと思いました。(あたりまえ体操)

最後に

いつもより多めに見てしまった気がします。☆一つや二つもそこそこあるのでもうちょい厳選していきたいですね。といいつつ来期もめちゃ多い予定。

2クールものだとダンジョン飯とうる星やつらと虹ヶ咲(再放送)を見てます。ダンジョン飯がちょっとビビるほど面白く☆☆☆☆はほぼ確実と思われます。みんな見ようね。

来期は虹ヶ咲2期の再放送とデレマスの再放送があるため、一度見たやつの再放送を見まくることになりそう。こうして徐々に新規コンテンツを受け入れられない偏屈オタクになっていくのでしょうか。



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