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TTMP(The Test of Magic Power)ルール2020/11/16改訂版

自作ボードゲーム「TTMP」のルール紹介ページです。

ゲーム概要

TTMPは2020/11/15にゲームマーケット2020秋にて出展・販売した、作者(おるー)の処女作となるボードゲームです。(現在、在庫の販売は作者Twitterアカウントにて受付中(https://twitter.com/Hata32))

販売後にはなりましたが、より楽しく遊んで頂くためにルールを一部改訂させて頂きました(ゲームマーケットにてご購入頂いた方は、本当に申し訳ありませんが、ルール差し替えをして頂ければ幸いです)。販売時のルールでも遊んで頂けますが、より戦略性を増したこちらのルールを推奨しております。

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ルール(2020/11/16改訂版)

準備

Magic stoneカード(以下「Msカード」)5枚を山札にする。

Magicカード(以下「Mgカード」)Level1、Level2各10枚をそれぞれ山札にする。

注意事項①:手札の上限は3枚(4人プレイ時は2枚)。4枚以上(4人プレイでは3枚以上)になる場合、カードを引く前に手札から1枚捨てる。ただしMsカードは捨てることができない。

注意事項②:Msカードが手札上限に達したプレイヤーは直ちに一次試験を終了する。この場合、2人プレイの場合はもう一人のプレイヤーが残りのMsカード2枚を得る。4人プレイでは2枚で一次試験終了となるので注意。

一次試験

一次試験は5つのラウンドで構成される。

1.スタートプレイヤー(以下、SP)の決定

ダイスを振り、最も小さい数を出したプレイヤーがSPになる。以降はMsカードを引いたプレイヤーがSPになる。

2.手番でできること

2-1.SPの手番

①ダイスを3つ振り、Mgカードを引く。

②手番交代:時計回りに手番を交代する。手番交代時、妨害のためにいずれか1つのダイスを1回だけ振り直してもよい。さらに、手札にMgカードが1枚以上ある場合、手札のMgカードを1枚ストック(脇に置く)してもよい。ストックされたMgカードはそのラウンド中は使用できず、次ラウンド開始時に手札に加える。自分の手番交代時に1枚だけストックでき、最大2枚までストックできる(Msカードはストック不可)。

2-2.SP以外の手番

①ダイスアクション(「3.ダイスアクションの選択」を参照)

②Mgカードの使用(「4.Mgカードの使用」を参照)

③手番交代:SPの手番時と同様。

時計回りに手番を交代する。手番交代時、妨害のためにいずれか1つのダイスを1回だけ振り直してもよい。さらに、手札にMgカードが1枚以上ある場合、手札のMgカードを1枚ストック(脇に置く)してもよい。ストックされたMgカードはそのラウンド中は使用できず、次ラウンド開始時に手札に加える。自分の手番交代時に1枚だけストックでき、最大2枚までストックできる(Msカードはストック不可)。

例)プレイヤー3に手番が回ってきた時、プレイヤー1はLevel1のMgカードを2枚、プレイヤー2はLevel2のMgカード1枚を持っていた。プレイヤー3は自分の手番でLevel1のMgカードを1枚引いたが、このラウンドでの勝利は難しいと判断し、手番交代時に妨害のためダイスを1つ振りなおした後、次のラウンドに備えるために自分の手札からLevel1のMgカード1枚を脇に置き、次ラウンドまでストックすることにした。

3.ダイスアクションの選択

次の3つのアクションから1つを選択する。

A. ダイスを2又は3個振る。その結果に応じたMgカードを1枚引く(*)。その後、手札にあるMgカードを使用してもよい。ただしMgカード使用後にはMgカードを引くことはできない。(Msカードは引くことができる。)

B. ダイスを1個振る。その後、手札にあるMgカードを使用してもよい。ただし、次の手番までMgカードを引くことはできない(Msカードは引くことが可能(*))。

C. ダイスを振らない。その後、Mgカードを1枚引いてもよい(*)。ただし、次の手番までMgカードを使用できない。

*カードを引く場合、カードの種類に応じてダイスの出目が以下の条件を満たしている必要がある(カード左下を参照)。カードを引ける場合、引かないことを選択しても良い(←2020/12/12追記)

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Msカード→ダイス目がすべて同じ(ぞろめ)

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Level1のMgカード→2つのダイスが同じ出目(わんぺあ 例:1, 1, 4や3, 3, 6など)

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Level2のMgカード→3つのダイスの出目が連続数(れんばん 例:1, 2, 3や3, 4, 5など)

4.Mgカードの使用

Mgカードはダイスアクションの前にも使用可能(ダイスアクションCを選ぶ場合でも、ダイスアクション前のMgカード使用は可能)。

例)プレイヤー1に手番が回ってきた時、3つのダイスの出目が2, 2, 4だった。プレイヤー1は手札のLevel1のMgカード「+1」を使用して2の目を3に変更し、2, 3, 4にした。その後、ダイスアクションCを選択し、Level2のMgカードを1枚引いて手番を終了した。これによりLevel1のMgカードはLevel2のMgカードにLevel upしたことになる。

5.ラウンドの終了

いずれかのプレイヤーがMsカードを引いた時点でそのラウンドが終了となる。ラウンドが終了した場合、すべてのプレイヤーは手札のMgカードをそれぞれ山札に戻し、山札をシャッフルする。Msカードを引いたプレイヤーが次ラウンドのSPとなる。次ラウンドの開始時、各プレイヤーはストックしていたMgカードを手札に加える。この時、手札が4枚以上になる場合は3枚になるようMgカードを捨て札にする。

すべてのMsカードが引かれたら(5ラウンド終了したら)最終試験を開始する。

最終試験

最終試験ではMgカードは使用しない。なお、一次試験でMsカードを1枚も引取れなかったプレイヤーはこの時点で不合格となる。

①最終試験に臨むすべてのプレイヤーは手札のMsカードを公開する。合計点が最下位のプレイヤーが1点のMsカードを持っていた場合、そのプレイヤーは召喚プレイヤーとなり、使い魔が召喚される。

最もMsカードの合計点が高いプレイヤーのMsカードに1点のMsカードを加えてシャッフルする。召喚プレイヤーはそこから1枚引き、自分の手札とする。

②魔力値計算

手札のMsカードの合計点×プレイヤー数がそのプレイヤーの魔力値となる。

最もMsカードの合計点が高いプレイヤーから最終試験を開始する。

③魔力値増幅

ダイスを3つ振り、ダイス目の合計点を魔力値に掛け算して最終魔力値を決定する。最終魔力値が80点以上となったプレイヤーを合格とする。

例)プレイヤー1は最終試験開始時、1点のMsカードのみ所持していた。最下位の点数であったため、召喚プレイヤーとなり、1点のMsカードを最もMsカードの合計点が高いプレイヤー2に渡した。プレイヤー2は手札の2点のMsカード2枚に1点のMsカードを加えてシャッフルした。プレイヤー1はプレイヤー2の手札からMsカードを1枚引いたところ、2点のMsカードであったため、これが最終的なプレイヤー1の手札となった。

例)上記例の続き。4人でプレイしていたため、プレイヤー1の魔力値はMsカードの合計(2点)×プレイヤー数(4人)の8点。最後の一振りで10以上がでれば合格となるが、果たして・・・

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*ちなみにこのMsカードのみ表面の表記がVictory Pointとなっていますが、これは誤植です。本来であれば修正版を配布すべきところではありますが、個人製作のため、どうかご容赦ください。

6.変則ルール

参加プレイヤー同士の合意で以下のルールで遊んでも楽しいです。

7-1ハードモード

最終試験の合格点を100点以上とします。これにより一次試験主席であっても不合格となる可能性が増し、ドキドキ感が増します。難易度高めのゲームがお好みの方へ。

7-2優しい世界モード

手番交代時のストックルールをなくし、ラウンド終了時にMsカードを取ったプレイヤー以外の手札を次のラウンドに持ち越します。これによりMsカードがすべてのプレイヤーに分配されやすくなり、格差が付きにくくなります。一方で戦略性は減少するため、お子さまなどと遊ぶ際にどうぞ。

7-3順位確定モード

対人戦として楽しみたい場合は最終魔力値で勝負する方法もあります。

7-4勝ち抜けモード

対戦をより全面的に楽しみたい方のためのルールです。
このモードでは最終試験を行わず、手札制限もありません。

一次試験で最初に4点(3人プレイでは5点、2人プレイでは6点)以上になったプレイヤーが唯一の勝者となります。いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たす前にMsカードの山札がなくなった場合、Msカードを引く際に他プレイヤーの手札からMsカードを引きます。

このモードでは1点のMsカードを引いた場合、それが山札から引かれた場合のみ、引いたプレイヤーが召喚プレイヤーになります。他のプレイヤー1人の手札にあるMsカード(この時、Mgカードは脇に置いておきます)又はMsカードの山札に1点のMsカードを混ぜ、シャッフルします。そこから召喚プレイヤーが1枚引きます。

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